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原宿に伊ストリートフード店「ソロフリット」-「原宿名物」目指す

ピンクやブルーパープルなどを取り入れた店舗

ピンクやブルーパープルなどを取り入れた店舗

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 原宿・竹下通り近くに2月、イタリアのストリートフード店「ソロフリット」(渋谷区神宮前1、TEL 03-6447-0037)がオープンした。経営はマンディ(同)。

三日月形のパン生地にオリジナルソースが入った「原宿ピッツァ」

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 揚げパンのような「パンツェロッティ」を主力とする同店。イタリア人のフェナローリ・アンドレアさんと妻の大内絹子さんが、「日本であまり知られていないイタリアのストリートフードを日本に紹介したい」と開いた同店。パンツェロッティは街角やバール、遊園地などで売られており、テークアウトで購入して歩きながら食べる「生活に根付いている」フードだという。

 店名はイタリア語で「唯一、のみ」などを意味する「Solo」と「揚げる」を意味する「fritto」から命名。アイキャッチ、ツールの一つとして「若い人に親密に感じていただけるのでは」と、オリジナルキャラクター「ソロ」と「フリット」を作った。ロゴや紙袋などにイラストをデザインするほか、キャラクターと同じ格好をした店員が店頭に立つこともある。

 スナックである点や「気軽に買って立って食べるのは若者」と考え原宿への出店を決めた。場所は「エヴァストア」の隣。店舗面積は11.5坪。テークアウト中心だが、店内にイートイン4席も用意。店頭にもベンチなどを置く予定。店内はブルーやピンク、パープルなどソロとフリットに使っている色を取り入れた。

 三日月形のパン生地の中にモッツァレラチーズとオリジナルソースが入った「原宿ピッツァ(=パンツェロッティ)」は、トマトやバジルの「ピッツァヨーラ」(340円)、ホウレンソウなどの「グリーン」(360円)、トマトやアンチョビーの「マリナーロ」(360円)、マッシュルームやハムの「カプリチョーゾ」、ミートソースの「ボロネーゼ」(380円)の5種を用意。

 そのほか、赤(トマトソース)・白(マッシュルーム)・緑(ホウレンソウ)の3色の「スップリ(ライスコロッケ)」(6個入り280円)、カスタード入りの生地を揚げ、砂糖をまぶした「クリームロール」(360円)、遊園地で「定番のスイーツ」だという「フリテッラ」(グラニュー糖のプレーン=340円、ハニーのレインボー=360円)、イタリア北部の「伝統的な」菓子「ボンボローニ」(チョコ・カスタード、各360円)、着色料不使用のシロップで作る「イタリアンソーダ」(M=320円、L=360円)、「イタリアンクリームソーダ」(360円)などもそろえる。客単価は500円前後。

 オープン後は20歳前後の若者を中心に、家族連れや近隣に住む年配の人など幅広く来店。8割ほどが女性客だという。大内さんは「(パンツェロッティの)認知度も低く、竹下通りから一本入った通りなので、どう知名度を上げていくかが課題」としながらも、多店舗展開も視野に入れ、「商業施設に出店したい」と意欲を見せる。「まずは原宿の名物にしたい」とも。

 営業時間は11時~19時。月曜定休(春ごろより無休を予定)。

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