実践女子学園渋谷キャンパスに大学・短大新校舎-創立120周年で

地下1階・地上17階となる大学・短期大学棟のイメージ。2014年1月竣工予定

地下1階・地上17階となる大学・短期大学棟のイメージ。2014年1月竣工予定

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 実践女子学園(日野市)は、創立120周年整備事業の一環として渋谷キャンパス(渋谷区東1)に大学・短期大学の新校舎を建設する。

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 同学園は、1899(明治32)年に麹町に創立され、1903(明治36)年渋谷キャンパスに移転。現在、中学・高校=渋谷、短大=日野市神明、大学=同市大坂上の3カ所にキャンパスを構えている。人口の減少や地方出身学生の都心志向、他大学の積極的な設備投資などを受け展開する整備事業の一環。2019年の創立120周年に向け、教育環境・体制の整備を図り展開しており、渋谷キャンパス内には昨年12月、中学校高等学校新体育館を建設した。総事業費は87億円。

 中学校高等学校旧体育館だった場所に新設する大学・短期大学棟の延べ床面積は2万5804平方メートル。鉄骨・鉄筋コンクリート造地下1階・地上17階、建物の高さは約70メートル。屋上緑化を導入するほか、校内構成は、1階=エントランス、香雪記念資料館ほか、3階=図書館、情報ラウンジ、教育支援スペースほか、5階~8階=講義室・実習室、9階=食堂・売店ほか、10階=スカイラウンジ、学生アメニティースペースなど。渋谷キャンパスは「都心型女子大学」と位置付ける。

 同校舎建設により、2014年4月からは大学の文学部と人間社会学部、短大の日本語コミュニケーション学科、英語コミュニケーション学科の文系学部・学科を渋谷に移転して開学し、大学の生活科学部、短大の食物栄養学科など理系・実験系学部学科は大坂上に集約。神明キャンパスは別途活用計画を検討している。

 新校舎は2014年1月竣工予定。同学園は2014年~2019年には2期設備計画として、大学生活科学部、短期大学食物栄養学科が教育研究を展開する大坂上キャンパスの設備事業を行う予定。

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