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原宿に東コレブランド「アンリアレイジ」-初のオンリーショップ

「洋服を飾るための体」を表現し、人間の腕や半身をかたどった什器を使う店内

「洋服を飾るための体」を表現し、人間の腕や半身をかたどった什器を使う店内

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 原宿エリアに3月、東コレブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」初となるオンリーショップ(渋谷区神宮前2、TEL 03-6647-1400)がオープンした。経営はアンリアレイジ(同)。

デザイナーの森永邦彦さん

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 2003年にデザイナー森永邦彦さんが立ち上げた同ブランド。ブランド名は「AN」「REAL」「AGE」を繋げた造語で、「日常、非日常、時代」を意味する。商品は「日常と非日常=デーリーウエアをいかに別の角度から見せるか」を考え制作し、2006年春夏シーズンから東京コレクションで発表を続けている。顧客は20代が中心。中でも学生やアート分野に興味がある人などが多いという。

 セレクトショップやインターネットなどで販売する中、直営店の出店も検討していた。「アトリエ感覚」で出店したいという思いから、あえて駅から離れた立地で一棟借りできる同所が見つかったことなどから出店を決めた。オープンに合わせ、同所にオフィスやアトリエも移転した。

 店舗面積は約9坪で、内装は「薄く青みがかった白」を基調に、人間の半身をかたどった什器や腕をかたどったハンガーラックなどを設置。「洋服は体のパーツを飾るものだが、(店内には)『洋服を飾るための体のパーツ』を並べた」と森永さん。エアバルーンを使った照明の傘などは春夏シーズンのテーマ「空気」に合わせたもので、今後もテーマ毎に内装を変化させていくという。

 アッパー部分にビニールの中に本物の花の押し花を挟んだ「トランスペアレント透明フラワースリッパ」(6万5,100円)や同シリーズのスニーカー(3万8,000円)、ブローチ、ネックレスなどのほか、イギリスから輸入したツイードを使った「シャネルツイードタッチワークダウンベスト」(9万8,000円)、財布などパッチワークシリーズなどもそろえる。

 オープン後、来店客の男女比は6対4程度で、2月に渋谷パルコ(宇田川町)で開いた期間限定ショップで同ブランドを知った人などもいるという。「毎シーズンテーマを設けている。(テーマは)洋服だけに収まるものではない。テーマや世界観を伝えるために、洋服だけでなく、空間全てで表現していきたい」と森永さん。

 営業時間は13時~20時。水曜定休。

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