渋谷・神南にコールドデザート「ドルチ」カフェ-日世が新業態店

北欧の一軒家をイメージし、「ダイニング」をテーマにデザインしたメーンフロア

北欧の一軒家をイメージし、「ダイニング」をテーマにデザインしたメーンフロア

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 ソフトクリームのコーンカップの製造販売などで知られる「日世」(大阪府茨木市)が3月19日、ソフトクリームとフルーツなどを組み合わせたコールドデザート「ドルチ」をメーンにしたカフェ直営店「シルクレーム」(渋谷区神南1、TEL 03-3464-4900)をオープンする。

ソフトクリーム・フォンデュ

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 同社は、60年以上の歴史の中で全盛期には20店舗以上の直営店を展開してきた。1951(昭和26)年のソフトクリーム日本上陸後間もなく同ブームの担い手となったが、一般店舗での販売増加に伴い2007年には渋谷の直営店「Sweden(スウェーデン)」を含めた3店舗のみの営業となるなど、事業規模は縮小していた。

 老朽化と赤字経営で閉鎖も検討されていたというスウェーデン跡を使い、「新しいソフトクリームと、それを提供する斬新な店舗の開発を」とリニューアルに踏み切った同店。同社の20代女性社員4人が、「20代後半からの大人の女性」をターゲットにソフトクリームをスイーツ、フルーツなどと組み合わせるスタイルを開発。同スタイルを「ドルチ」と称して、同店を出発点に「新しいコールドデザートのカテゴリーに育てること」(日世第1営業部特販グループ主任小笠原恵さん)を目指す。

 店舗面積は約43坪。「ダイニング」「リビング」「テラス」をテーマにデザインした内装は、「北欧の一軒家」をイメージしたもの。席数は48席で、「女性が1人または2人でくつろげる空間」を目指してソファ席などを設けた、ゆったりとした空間が特徴。コーヒーのお代わりを自由にし、化粧室のアメニティーグッズを充実させるなどで「女性に長い時間を過ごしてもらう」工夫を凝らした。

 ドルチとして提供する主力メニューは、イチゴやベリーなどのフルーツ、ケーキなどを散りばめた「ミルクを味わうソフトクリームフォンデュ」(1,080円)や、カットしたイチゴでソフトクリーム全体を覆った「バニラ風味香る濃厚ソフトクリームとたっぷり苺のパルフェ」(1,080円)など。そのほか、甘いクレープ(680円~)やガレット(980円)なども提供する。想定客単価は1,000円前後で、年商1億円を見込む。

 今後について、小笠原さんは「シルクレームがより多くのターゲットの女性にとって、なくてはならない場所となれば」とし、今後、関西地区で2号店のオープンも検討してくという。

 営業時間は11時~23時。

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