仏ポスターアーティスト「サヴィニャック」-渋谷パルコで企画展、販売も

「パリの空のポスター描き -サヴィニャック作品の歩み-」メーンビジュアル © ADAGP,Paris & SPDA,Tokyo,2008

「パリの空のポスター描き -サヴィニャック作品の歩み-」メーンビジュアル © ADAGP,Paris & SPDA,Tokyo,2008

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 フランスのポスターアーティスト、レイモン・サヴィニャックの作品を一堂に展示・販売する企画展「パリの空のポスター描き -サヴィニャック作品の歩み-」が11月12日より、渋谷「ロゴスギャラリー」(渋谷パルコ・パート1、TEL 03-3496-1287)で開催される。

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 仏パリ生まれのサヴィニャック(1907-2002)は、1935年からフランスのグラフィックデザイナー、アドルフ・ムーロン・カッサンドルの下で絵を学んだ。牛乳せっけんのポスター「Monsavon(モンサヴォン)」(1949年=写真)で一躍脚光を浴び、41歳にしてポスターアーティストとして本格デビューを果たす。以来、独特の色使いや単純な構図、ユーモアあふれる作風で、エールフランスやミシュランをはじめ、森永製菓、ダンロップなど海外企業からもポスターの依頼を受け、50年間で約1,200点を描き上げた。

 同展では、オリジナルのビンテージポスター約80枚を展示・販売する。デビュー作となった作品「モンサヴォン」をはじめ、1950年代に手掛けたタイヤの広告ポスターで、車のボディーだけが描かれていない「DUNLOP(ダンロップ)」(1953年)や、1981年に自動車メーカー「シトロエン」の広告でフランスポスター大賞を獲得した「Citroen」なども。晩年に移り住んだ仏ノルマンディー地方の街・トゥルーヴィルで制作したホテルやレストランなど、2000年代に入って描いたポスターも並ぶ。価格帯は3万円~90万円台。

 会場では、サヴィニャックが手掛けた広告デザインをプリントした当時のインク吸い取り紙「ビュバー」や画集、ポストカード、切手などの関連グッズも販売する。

 営業時間は10時~21時(最終日は17時で終了)。入場無料。今月26日まで。

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