シブヤ西武で世界の名作いす100点を展示-「ユニークさ」に焦点

4つの支点から成る珍しい構造の「サン・テリア」(ジュゼッペ・テラーニ、写真提供=林義夫)

4つの支点から成る珍しい構造の「サン・テリア」(ジュゼッペ・テラーニ、写真提供=林義夫)

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 シブヤ西武(渋谷区宇田川町、TEL 03-3462-0111)は8月19日より、同館A館7階催事場で世界の名作いすを一堂に集めた展覧会「with Chairs〜ウィズ・チェアーズ展」を開催する。

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 展示作品は、北海道東海大学芸術工学部教授で、いすの研究家としても知られる織田憲嗣さんのコレクションが中心。1,000点を超えるコレクションを持つ織田さんが選んだのは、実用性がありながらも「ユニークなデザイン」に焦点を当てた約100点。

 会場内では、各作品をそれぞれユニークな「素材」「構造」「技」「アート」の4カテゴリーに分けて展示。「素材」では、ロシア出身のデザイナー・建築家で20年代〜30年代にかけて活躍したエル・リシツキーから現代の椅子までを構成。「構造」編には、伊一流メーカーにデザインを提供するエンツォ・マリや北欧家具の巨匠と呼ばれるウエグナーなどの作品が登場。

 「木の曲芸師」トートネットのいすや超軽量のジオ・ポンティ、米建築家フランク・オーウェン・ゲーリーの作品が並ぶのは「技」コーナー。遊び心を効かせアート作品としても楽しめるいすを集めた「アート」区画には、スタンリー・キューブリック監督の名作「2001年宇宙の旅」に登場するいすのデザインを手がけたオリビエ・ムルグの作品も並ぶ。

 会期中、B館7階リルームスタジオでは一部の展示商品の注文販売も受け付ける。入場料は一般=500円ほか。9月3日まで。

シブヤ西武

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