原宿がバーチャルタウンに-韓国のサイトが日本上陸へ

原宿・表参道のバーチャルタウンをアバターで歩く

原宿・表参道のバーチャルタウンをアバターで歩く

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 医薬品・ヘルスケア商品などを手がける興和(本社=名古屋市)は、韓国のバーチャルタウン型コミュニティサイト「ノリテル(NORITEL)」の日本版として「原宿・表参道」エリアを仮想都市化したβ版の運用をスタートさせている。

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 同社は昨年11月、ウェブシステムなどの輸入・開発を手掛けるSJコミュニケーションズ(中央区)を通じ、「ノリテル」の日本国内における独占運営権を取得。韓国国内では主にオンラインゲームとしての利用がメーンだった同サイトに、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、動画配信などの新機能を加え、日本市場向けの企画・開発を行ってきた。サイトは、9月中旬に正式オープン予定。

 β版では、「女性ティーン層を中心とした若者」に人気のある街として、サイト上に原宿・表参道の街並みを再現。バーチャルタウンには、原宿駅や表参道駅をはじめ、表参道ヒルズやラフォーレ原宿といったランドマークやキャットストリートなどの通りも登場する。メールで招待を受け、ID登録(無料)を済ませたユーザーは、数千種類ある髪型や服装などを自由にコーディネートしたアバター(ネット上のオリジナルキャラクター)で街を回遊し、SNS機能やチャット、TV電話などを通じた他ユーザーとの交信や、オンラインショッピング、ゲームへの参加といったサービスが無料で受けられるほか、バーチャルのアルバイトやゲームなどで仮想通貨「ノリ」を貯めることもできる。

 同社では正式オープンとなる9月中旬以降、タウン内の空きスペースを中心に企業からの出店を募り、Eコマース機能を強化させるほか、新商品のサンプリングなどバーチャルイベントの開催や、街の看板やビジョンなどを使った広告枠の販売で、早期黒字化を目指す考え。

 現在β版では、「原宿・表参道」エリアに加え韓国の3都市が日本語版としてローカライズされているほか、正式オープン時には新たに「お台場」が加わる予定。(写真=サイト内、原宿駅周辺の様子)

NORITEL

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