Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が4月15日、国立代々木競技場第二体育館(渋谷区神南2)で群馬クレインサンダーズ(以下、群馬)と対戦し54‐91で大敗した。
立ち上がりは、ドンテ・グランタム選手のリバウンドからの速攻で先制するなど、今季取り組んできた速い展開のバスケットを見せて一時リードを奪ったが、攻撃力の高い群馬の選手たちを抑えきれず、21―26とリードを許した。
第2クオーター(Q)も、野崎(崎は立つさき)零也選手やトロイ・マーフィー・ジュニア選手らが速い展開に持ち込む場面が見られたが、攻撃時のミスや群馬に3ポイント(P)シュートを許す場面が増え、点差を広げられた。
追い上げたい後半。ベンドラメ礼生選手が積極的なアタックで得点を挙げたほか、リバウンドや守備でも存在感を見せた。ゾーンを交えた守備でミスを誘う場面も見られたが、状況を打破できず、50―71で最終Qに突入。最終Qは序盤で外国籍選手をベンチに下げ、若手を中心に戦った。
ゾラン・マルティッチヘッドコーチ(HC)は、強豪との戦いが続くスケジュールに触れつつ、「それを抜きにしても、あまりにもひどい試合をしてしまった。今季最悪の試合」と振り返り、「いろいろなことを試したが、やったこと全てがうまくいかなかった」と自責した。
群馬は連勝中で現在地区2位に位置しているが、「一番ホットなチームだと言っても過言ではない。連勝中で自信もあり、チャンピオンシップを見据えている。そういった意味でも、アグレッシブさやフィジカル、スピード、プレーの遂行力の全てを高い水準で発揮していた」と指摘。守備面については、「全ては1対1から始まるが、全員がうまくいかなかった。その時点で負けていたので、チームディフェンスをしようとしても機能しなかった」とも語った。
大庭圭太郎選手は攻守それぞれで「コミュニケーションミスがあった」点を反省点に挙げた。攻撃面では、「プレッシャーにあおられ、スクリーンをかけられずにオフェンスが成立しないことも多くあった。ポイントガードとして指示して動かさないといけなかった」と話した。若手の選手だが、「僕から発信しないと、経験のある先輩たちからアドバイスも出てこない」と続けた。
大庭選手はシュート7本と積極的に得点を狙った。「ゾランさんからもっと積極的にやるように言われているし、プレータイムが増えて少し自信がつき、自分の良さを出せるようになってきたのかな」と好感触を得つつ、「ポイントガードはボールを多く扱うので、決めないとチームのフラストレーションにつながる。もっと責任を持って5割以上決められるようにしたい」と話した。
今月18日には次の試合が控えている。「やりたいことが全くできず納得がいっていない。悔しいが試合は待ってくれないし、ゾランさんも『切り替えよう』と言っていた。自分たちのやるべきことにフォーカスしたい」と力を込める。今季は残り7試合となった。CS圏内のチームとの試合も残っているが、「食っていくくらいの勢いでやらないと。来シーズンの僕のバスケット人生にも関わってくるので、アピールしつつやるべきことをやっていきたい」と意気込んだ。
第2Qから欠場したディディ・ロウザダ選手について、マルティッチHCは「足を痛めてプレーできなくなったことしか分からない」と言及するにとどめた。