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都市フェス「ソーシャルイノベーションウィーク渋谷」 トーク・展示など

渋谷駅前の憲章ボードに掲出されている「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA」の広告

渋谷駅前の憲章ボードに掲出されている「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA」の広告

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 「ソーシャルデザイン」をテーマにした都市フェスティバル「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA(ソーシャルイノベーションウィーク渋谷)2023」(以下SIW)が11月6日から、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)9階のホールをメイン会場に開催される。主催は実行委員会で、渋谷区が共催。

渋谷駅前の憲章ボードに掲出されている「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA」の広告

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 2018(平成30)年に始まった同フェスは、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)のヒカリエホールなど複数会場でトークセッション「カンファレンス」、ステージセッションやワークショップを行う「アイデアセッション」、体験プログラム「エクスペリエンス」、国内外の有識者を招く「ネットワーキング」といったプログラムを展開する。

 今年は「YOU MAKE」をタグラインに掲げ、ダイバーシティを軸に「渋谷」「カルチャー」「グローバル」「サステナビリティ」「女性」をキーワードにプログラムを構成。一部を除き各プログラムは配信も行う。

 ホールには、オープンステージ、展示ブース、ワークショップスペースなどを展開。展示ブースは20以上の企業・団体・大学が出展。10月に渋谷を舞台に開催されたARで観戦するエアレースをジオラマで再現した体験コーナーや、渋谷から世界へ女性のウェルネス向上や健康課題の認知拡大に向けた活動を行う「Women's Wellness Action from Shibuya」、文化服装学院ファッション流通高度専門士科4年の授業とコラボレーションして学生が考えた渋谷の土産アイデアのプロトタイプ展示など。

 場内では、藻の一種「微細藻類オーランチオキトリウム」を使うしょうゆベースのスープ、約6000年前に栽培されていたデュラム小麦の原種「カムット小麦」の麺、代替肉に「微細藻類ユーグレナ」を加え乾燥させた植物性チャーシューなどの即席カップ麺「2040年サステナブルラーメン」(限定500個)、原宿エリアで植物性素材で作るノンフライのドーナツを販売するビーガンドーナツ店「VENUTS」のドーナツ(400円、200個限定)の販売や、今年生誕100年を迎える忠犬「ハチ」に関するクイズに答えてキーワードを導き出す企画も展開する。

 今月9日は「シブヤデイ」と称し、さまざまな角度から「渋谷」を取り上げる。カンファレンスの第1弾企画として「次世代が活躍するまちづくり」をテーマに、渋谷の未来をどのように築いていくべきかを議論。2018(平成30)年に発表された経済開発戦略「シブヤ計画2040」の中間報告や最終的なビジョンの策定に向けた公開議論や、かつて渋谷にあった「渋谷茶」を復活させるプロジェクト、民間事業者が整備・運営などを一体的に行う「Park-PFI」制度を導入する拡張整備が進む都立代々木公園があり渋谷駅と代々木公園、渋谷と原宿をつなぐエリアである渋谷公園通りでストリートスポーツの次世代が活躍できるまちづくりのディスカッションなどを展開する。

 そのほか、2024年渋谷区で開催を控えるテクノロジー×アートのイベント「DIG SHIBUYA」を深堀するセッション、今月末に完工を控える桜丘エリアの新複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」で取り組む「パートナー共創」をテーマに、「これからのまちづくり」に求められる要素や渋谷の街の魅力を高めるための取り組みなどに関するトーク、新駅舎の建設のために解体された旧原宿駅舎解体木材のアップサイクルプロジェクトなどに関するプログラムも用意する。

 エクスペリエンスでは、東京1号店として2002(平成14)年に渋谷・公園通りに店舗を出店し、2024年にリブランディングを予定している「はなまるうどん」(はなまる)によるうどんを「アップデート」するワークショップ、親子(子どもの目安年齢は4歳~10歳)を対象にしたオリジナルカップホルダー作り、温泉体験などを予定する。

 観覧無料(一部有料)。今月12日まで。

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