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アルバルク東京、群馬に先勝 出場機会得た笹倉怜寿選手は手応えも

A東京で初めて10分以上のプレータイムを得た笹倉怜寿選手(右)

A東京で初めて10分以上のプレータイムを得た笹倉怜寿選手(右)

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が10月15日、国立代々木競技場第一体育館(渋谷区神南1)で群馬クレインサンダーズ(以下、群馬)と戦い86-76で勝利した。

得点やリバウンドに加えアシストも光ったアレックス・カーク選手

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 笹倉怜寿選手が今季ホーム戦初出場を果たしたこの日。選手層の厚いA東京では出場時間を勝ち取るのも簡単ではないが、「コーチの信頼を得るには練習で証明することが必要。今週は非常に良かった」(デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC))と出場機会を得た。

 「正直めちゃくちゃ緊張していた(笑)」笹倉選手だが、緊張しやすいタイプで「逆にいつも通りと思いながらやった」と言う。試合前には練習でマッチアップしていたジャスティン・コブス選手が「練習で俺にやったことを出して、あとは楽しめと言ってくれた」ほか、試合中にもコーチやチームメートからのアドバイスを受けたことで「緊張がほぐれたかな」と振り返る。

 後半には、「行けるタイミングがあったのでアタックして、冷静にパスを共有できた」とドライブ(ドリブルでインサイドにアタックするプレー)から仲間のシュートをアシストしたほか、「ギリギリまで空いている選手を探しつつ」シュートコースが空いているのを見逃さず自身でも得点を挙げた。「自分でアグレッシブに行くことは忘れちゃいけないが、(攻撃を)セットアップすることがまず求められている」と言い、「手応えはあったが、何度も同じようなプレーができるよう準備したい」と意慾を見せる。アドマイティスHCも「今日は非常に良い仕事をしたが、明日も同じレベルでプレーすることが重要」と期待を込めた。

 試合は立ち上がりこそ先手を取られるも、田中大貴選手とアレックス・カーク選手が立て続けに3ポイント(P)シュートを沈め22-19とリードを奪う。第2クオーター(Q)はスタートから出場したザック・バランスキー選手がパスをカットするなど好守を見せると同時に得意の3Pを沈めるなど攻守でチームを引っ張り、一時最大18点差を奪う。アドマイティス(HC)は安藤周人選手も含め「ミスがなくディフェンスの強度も高かった。良い仕事をした」と評価した。

 第2Qには群馬を7本上回るリバウンドを取ったが、「セバスとライアンと3人で、どのチームにも負けないよう意識を高めている」と話すカーク選手。ハーフタイムには、サイズ選手と「もっと積極的に取りに行こう」と言葉を交わしたという。

 47-36で迎えた第3Q中盤には群馬のゾーンディフェンスに点差を詰められる時間帯もあったが、4分強群馬に得点を許さない堅守で再び2桁点差を奪い、65-47で最終Qに突入。「1対1で(ディフェンスを)破れるのが見えた」と立ち上がりからドライブを仕かけていた小酒部泰暉選手は、「去年と違ってもっとアグレッシブに得点に絡んでいきたい気持ちが増したのが出たのかな」と最終Qにも得点を重ね10得点まで伸ばした。

 アシスト4本を記録したカーク選手は「これが今季の特徴で、チームメートに良い状況でパスをして点数につなげることを選手全員が心がけている」と言う。自身のプレーでは第3Qでの吉井裕鷹選手へのパスを「最高のプレー」と振り返った。

 両チームは16日も戦う。

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