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バスケ「サンロッカーズ渋谷」、ホームで伊藤駿選手観光大使就任式 三遠には惜敗

果敢に攻め込む黄色いユニホームのサンロッカーズ渋谷

果敢に攻め込む黄色いユニホームのサンロッカーズ渋谷

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 青山学院記念館(大学体育館=渋谷区渋谷4)で11月20日、男子プロバスケットボール「Bリーグ」のサンロッカーズ渋谷(SR渋谷)と三遠ネオフェニックス(三遠)の試合が行われた。

渋谷区観光大使スポーツアンバサダーに就任した伊藤駿選手

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 80対62と10点差以上を付けて勝利した19日に続く対戦となったこの日。会場には昨日とほぼ同数となる2073人が来場した。

 第1クオーター(Q)はアールティー・グイン選手が3ポイント(P)シュートを2本決めるなど20対14とリード。第2Qは逆転を許すも36対38と得点差を2点差に抑えて前半を折り返す。巻き返したい第3Q、いい出足を見せた三遠に点差を付けられるも、広瀬健太選手のスチール(ディフェンス時にボールを奪う)からの速攻でバックハンドダンクを決めたり、残り54秒で3Pを決めたりとアイラ・ブラン選手が魅せた。50対57と7点差を追う第4Q、両チームが堅いディフェンスで約3分30分間ポイントが動かず。グイン選手と広瀬選手の3Pなどで逆転すると場内のボルテージは最高潮に達した。残り1分42秒で同点となり、ワンプレーごとに一喜一憂するファンたちからは「GOサンロッカーズ」などこの日一番の声援が送られた。三遠を8得点に抑える好守を見せるも60対65と惜敗を喫した。

 試合終了後、BTテーブスヘッドコーチ(HC)が「勝っても負けてもいつもパワーをもらう」と集まったファンに感謝を述べると場内は大きな拍手に包まれた。「待望のビッグマンが入ってきたのでインサイドを攻めたくなるが、今日は狙いすぎた」としながらも、「2日続けてリバウンドが取れて、ターンオーバーを減らせたのは良かった」と評価。この2日の戦いでSR渋谷はB1中地区で3位に。「川崎が抜き出ているが、拮抗(きっこう)している。ここから出ていくためにどう改善していくかが大事」と話した。

 三遠の藤田弘輝HCは「連敗したくなかった。選手たちがプライドを見せてくれ、勝ちきれて良かった」と勝利を喜んだ。

 この日、試合前には伊藤駿(たかし)選手の渋谷区観光大使スポーツアンバサダー就任式が行われ、渋谷区観光協会の金山淳吾理事長が委任状を手渡した。会場には同じく観光大使でパーティーアンバサダーの「パーティーロッカーあっくん」も来場し会場を盛り上げた。伊藤選手は「渋谷にはストリートバスケコートもあるので、掘り下げればいろいろあるのでは。SR渋谷を通して積極的に盛り上げていきたい」と意欲を見せた。

 2020年の東京五輪・パラリンピックでは、渋谷区内の施設が5種目の試合会場となっている。「東京で五輪が開催されるのはすごいことなので、僕らを中心に五輪に向けてスポーツを発信していくのは重要。試合に勝って(バスケが)注目されることが大事なので勝ちにこだわっていきたい」とも。

 この日は10得点と貢献するも「シュート率が低く、決めきれなかったシーンも多かった。もったいなかった」と悔しさをにじませた。約1か月ぶりの同所での試合に「シーズン開始時よりホーム感が出てきた。ここでずっとやっていくんだという意識が強まった」という。

 SR渋谷の次回ホーム戦は11月26日・27日「新潟アルビレックスBB」戦。チケット代は、選手ベンチ隣のプレミアム席=大人1万5,000円、1階指定席=同3,800円、2階自由席=大人2,400円ほか。26日には酒井泰滋(たいじ)選手の引退セレモニーも予定している。

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