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バスケ「サンロッカーズ渋谷」、1カ月ぶりの青山学院記念館試合 三遠に勝利

チーム最高となる18得点、リバウンド9本と活躍したチャド・ポスチュマス選手(中央)

チーム最高となる18得点、リバウンド9本と活躍したチャド・ポスチュマス選手(中央)

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 青山学院記念館(大学体育館=渋谷区渋谷4)で11月19日、男子プロバスケットボール「Bリーグ」の日立サンロッカーズ渋谷(SR渋谷)と「三遠ネオフェニックス(三遠)」の試合が行われた。

クリエーターとコラボしたTシャツを紹介した

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 バスケットボール男子日本代表の強化合宿が行われたため、約2週間ぶりのリーグ戦となったこの日。SRがホームである同記念館で試合を行うのは10月15日・16日以来約1カ月ぶりで、三遠との試合は10月22日・23日のアウェー以来の今季2回目となる。来場者数は2080人。

 ティップオフ後ボールをキープしたSR渋谷は、広瀬健太選手のレイアップシュートで先制。序盤は点の取り合いとなるも18対13とリードして第1クオーター(Q)を終えると、第2Qはオフェンスが躍動。広瀬選手と8得点、アールティー・グイン選手が5得点を挙げるなど43対32と10点以上の差をつけて前半を折り返した。第3Q=19点、第4Q=18点と得点を重ね80対62で勝利を収めた。

 SR渋谷に新規加入したチャド・ポスチュマス選手は第1Q5分過ぎに登場すると、オフェンスリバウンドからのジャンプショットなどチーム一番となる18得点、リバウンド9本と攻守ともに活躍。広瀬選手はレイアップシュートや3ポイント(P)シュートなどイン・アウトの両サイドから得点を決め、体勢を崩しながらジャンプシュートを決めた伊藤駿(たかし)選手、グイン選手のダンクシュートなどのプレーに場内は大きくわいた。終始2-3のゾーンを使ったディフェンスは、24秒バイオレーションを奪うなど効果を見せた。

 この日はタイムアウトでマネキンのように動かない状態で動画を撮影する「マネキンチャレンジ」を実施。ハーフタイムには、Eコマースプラットホーム「BASE」を運営するBASE(道玄坂2)と共同開発したクリエーターとのコラボレーショングッズを披露するファッションショーが行われ、チア「サンロッカーガールズ」のメンバーが、クリエーターがデザインしたTシャツを着て登場した。デザインは、SR渋谷のマスコット「サンディ」がシュートを放っている姿や、チアガールがパフォーマンスしている姿など4種類で、グッズはTシャツ(4,320円)、スマートフォンケース(2,160円)、トートバッグ(3,240円)で、BASEで販売している。

 BTテーブスヘッドコーチ(HC)は「終始自分たちのゲームゲームができたのでは」と振り返り、「やりたかったこと、インサイドの得点を挙げること、ターンオーバーを減らすことができたのも勝因。1人に頼るのではなく、6人近くが2桁得点を挙げ、リバウンドも分散しているのは、目指すバスケには大事」と評価した。

 ポスチュマス選手は「監督に言われたのは、リバウンドを取ること、走ること、ディフェンスに集中すること、正しい位置でプレーすること」と言い、「もっとリバウンドを取れた」と貪欲さを見せた。「(SR渋谷の)スタイルも好き。溶け込むのは難しくないと思う。チームのためにプレーするところを見てほしい」とアピールした。

 約1カ月ぶりに同所での試合となったこの日。広瀬選手は「帰ってきた感じがすごくする。会場に来てくれることがうれしい。渋谷のチームと認識してもらえるようにしたい」と、あらためて気持ちを引き締めた。

 三遠の藤田弘輝HCは「SR渋谷の方がアグレッシブにプレーをした。リバウンドが取れず、ゾーンにも対応できなかった」と振り返り、「(明日は)相手の身体能力を上回るチームバスケをしたい」と意欲を見せた。

 両チームは今月20日にも同所で試合を行う。

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