渋谷・宇田川町のレコードビルに巨大「合法的」グラフィティー

アーティストによるペイント作業が進められている渋谷・宇田川町「パークビル」外壁

アーティストによるペイント作業が進められている渋谷・宇田川町「パークビル」外壁

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 国内外のアーティストがビルの外壁などを使い巨大ペイントを完成させる「リーガルウォール」イベントが4月16日、渋谷・宇田川町の「パークビル」で始まり、外壁一面をキャンバスに見立て、アーティストが作業を続けている。

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 リーガルウォールは、渋谷エリアを中心に活動するNPO法人「KOMPOSITION(コンポジション)」(南平台町)の主幹事業のひとつで、ビルオーナーなどから引き受けた壁を塗り替え、アーティストの「活動の場」に変える合法的な取り組みで若手や発表の場に恵まれないアーティストらを支援してきた。

 今回「キャンバス」になるのは、レコード店などが集積する宇田川町の一角にある「パークビル」。2007年12月に同ビル外壁で行ったリーガルウォールイベントが好評だったことからビルオーナーとの契約にこぎ着け、同法人が中心となり、約3カ月のペースで壁を塗り替えてきた。

 ビルの1階~3階部分の壁面では、国内外から集まったアーティストがそれぞれの作品を融合させながら1つの壁を完成させていく。参加したのは、英・アーバンアート(都市芸術)界を代表するアーティストのひとり、Insaさんをはじめ、東京を拠点にグラフィックデザインやイラストレーションなどの活動の傍らグラフィティー活動を続けるEmarさん、広島を拠点に活動するアーティスト、ペインターのSuikoさんの3人。

 オレンジ色の壁面にInsaさんが「ハイヒール」をモチーフにした力強いラインを描けば、Suikoさんも張りのある曲線で鮮やかな絵を描き出すなど、現場ではアーティスト同士のコミュニケーションも見どころのひとつ。

 同法人理事の寺井元一さんは「パークビルだけでもこれまでに外壁、中の壁を合わせ15人以上のアーティストが参加してきた。ビルオーナーからは落書きが減ったと喜ばれている。今後は、海外アーティストの来日時にパブリックな場所に作品を残したり、国内外のアーティストが交流する場としてリーガルウォール活動を広めていきたい」と話している。

 壁は早ければ同17日にも完成し、約3カ月にわたり「パブリックアート」として公開される。

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