ハナエ・モリビル跡「オーク表参道」、4月4日開業へ-ロゴも発表

丹下都市建築設計との共同デザインで仕上げる外観イメージ

丹下都市建築設計との共同デザインで仕上げる外観イメージ

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 表参道の「ハナエ・モリビル」跡に建設中の複合ビル「oak omotesando(オーク表参道)」(港区北青山3)の開業日が4月4日に決まった。事業主は大林不動産(千代田区)、施工は大林組(港区)。

ビルを横から見た時のシルエットを「OAK」の文字でグラフィック化したロゴ

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 2011年4月から建て替え工事が進められている同ビル。ロゴはビルを横から見た時のシルエットを「OAK」の文字でグラフィック化。グリーンは大地と緑を、ブルーは青空を、それぞれイメージ。「シンプルでモダンな中に和のエッセンスも込めた」という。

 同ビルは地下2階・地上9階、延べ床面積1万4000平方メートル。建物外観は丹下都市建築設計(港区)との共同デザインで、周辺のケヤキ並木や建物との調和に配慮。屋上は3分の1を緑地とし庭園を設置。低木などの植栽で「鳥や虫を誘致できるような植生」を再現する。地下2階で東京メトロ表参道駅と接続しバリアフリー動線となるエレベーターを設けるほか、敷地西側区道沿いの歩道を拡幅整備する。

 表参道側の北面と東西面の3つのファサードには、ライティング・アーキテクトの豊久将三さんがLED照明器具を使って環境に配慮して設計したグラデーションのライティングを設置。エントランスホールから2階カフェに続く空間デザインは現代美術家の杉本博司さんが担当。巨石群に囲まれた奥行きのある空間で、最深部の天井からは数理模型「窟竟頂(くっきょうちょう)」をつるす。

 1階・2階部分は商業施設として活用。銀座の料亭「金田中」が手掛けるカフェ「茶洒 金田中」の設計も杉本さんが手掛け、店内には10メートルの白ムク材のカウンターを配置するほか、坪庭に見立てたテラスも備える。そのほか、国内初のカフェを併設する「エンポリオ アルマーニ」、「コーチ」、セミナー施設を新設する「ネスプレッソブティック」、キッズラインを国内初展開する「スリードッツ」が出店する。

 営業時間は11時~20時(ネスプレッソブティック=10時30分~、金曜・土曜・祝前日は10時30分~21時、「茶洒 金田中」=11時30分~)。

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