東急電鉄、「東急シアターオーブ」の運営を東急文化村に委託

「東急シアターオーブ」のほか、商業施設やオフィスフロアなどで構成する

「東急シアターオーブ」のほか、商業施設やオフィスフロアなどで構成する

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 東京急行電鉄(渋谷区南平台町)は5月25日、渋谷駅東口・旧東急文化会館跡地で建設工事が進む超高層複合ビル「渋谷ヒカリエ」内の劇場「東急シアターオーブ」の運営を、グループ会社の東急文化村(道玄坂2)に委託すると発表した。

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 同施設中核施設となる同劇場は11階~16階に位置し、総客席数は1,972席。劇場名は「天体・球体」を意味する「オーブ」と命名し、「浮遊感」をコンセプトに空をイメージした濃紺や雲をイメージした白を基調にデザインした客席空間が特徴。

 同劇場の運営にあたり、東急文化村は複合文化施設「Bunkamura」(道玄坂2)の20年わたるに運営実績を生かし、ミュージカルや音楽劇を中心にラインアップ。駅直結劇場の利便性を訴求しながら「観劇分野の裾野を広げていく」という。

 こけら落とし公演などの企画・運営に関しては7月をめどに発表を予定する。

 同施設は3月下旬に最上階34階まで鉄骨が組み上がり、高さは約182.5メートルに達した。地下3階~地上5階には東急百貨店が、6階・7階には飲食店舗が入るほか、9階にはエキシビションホールを設ける。17階~34階のオフィスフロアは、基準照明にLED照明器具を全面導入し蛍光灯器具と比べ消費電力を43%ほど削減できるようにするほか、屋上やデッキ、外溝など敷地内総緑化面積約2,900平方メートル、緑化率約30%の緑化を実施するなど環境配慮にも取り組む。

 開業は2012年春を予定。

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