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原宿「ギャップ」跡商業施設、キーテナントに米SPA日本1号店など

米SPA「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」の国内1号店など路面のキーテナント3店舗が決まった(写真=外観イメージ)

米SPA「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」の国内1号店など路面のキーテナント3店舗が決まった(写真=外観イメージ)

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 表参道と明治通りが交わる神宮前交差点角の旧「ギャップ」(渋谷区神宮前4)跡で東急不動産(渋谷区道玄坂1)が建設を進める都市型商業施設内に、日本初出店となるカジュアルファッションブランド「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」などがキーテナントとして出店することが明らかになった。

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 ギャップをはじめ、「プラザ」「ピザエクスプレス」などが出店していた商業施設「t’s harajuku」跡で建設中の同施設は、「(仮称)表参道プロジェクト」として東急不動産が昨年11月に着工。地下2階~7階、延べ床面積1万1,854,98平方メートル。デザイン・設計は建築家の中村拓志さん(NAP建築設計事務所社長)が手がけ、「環境への配慮」と「街並みと調和した施設」を目指す。

 米カジュアルブランド「Tommy Hilfiger(トミーヒルフィガー)」の出店に続き、同社が新たに明らかにしたのは、いずれも路面に出店するキーテナント2店舗。「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」は、青山商事(広島県福山市)、住金物産(大阪市西区)が新たに設立した合弁会社「イーグルリテイリング」(宇田川町)が日本1号店となる旗艦店となる。

 同ブランドは、昨年度の売り上げが世界のアパレル専門チェーン10位に位置するSPA(製造小売)大手で、主力ラインのほか、フィットネスアパレル、キッズウエアなどを展開。カジュアル事業で厳しい運営が続いていた青山商事は、ブランドの認知度やカジュアル商品の開発・マーケティング力などを生かし、旗艦店の出店以降都内を中心に出店を拡大。持続的な収益性を見込み、5年後までに売り上げ100億円を目指す。

 路面のキーテナント3店舗のうち、表参道に面する「トミーヒルフィガー」、明治通りに面する「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」の中央には、「moussy」「SLY」などを展開するバロックジャパンリミテッド(目黒区)が「世界へ向けた旗艦店」として新業態店を出店予定。同テナントの詳細について、同社は「現時点で正式な情報開示は未定」としている。

 キーテナントはいずれも地下1階から2階かけて出店。東急不動産は、「『ここでしか』『ここだから』をカタチに」を開発コンセプトに、好立地を生かしたテナント誘致で「原宿・表参道の新たなランドマークとなる施設を目指す」としている。

 3階~7階の物販、飲食区画については「今後決定する予定」(同社)。施設は来年春の開業を予定する。

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