原宿にチップ制「ギャルソンカフェ」-「イケメン」給仕が人気に

ギャルソンがコンセプトの「ギャルソンカフェ」。写真=左からkazuさん、涼介さん、つばささん、とおる。さん

ギャルソンがコンセプトの「ギャルソンカフェ」。写真=左からkazuさん、涼介さん、つばささん、とおる。さん

  • 0

  •  

 原宿の「ギャルソン」をコンセプトにしたカフェ「Garcon Cafe(ギャルソンカフェ)」(渋谷区神宮前1、TEL 03-3404-6969)が話題を集めている。経営はロクロク(同)。

「ギャルソンカフェ」の店内

[広告]

 「フォーエバー21」(神宮前1)の隣のビル8階に9月12日オープンした同店。1人が1テーブルを担当し、接客に対し満足した利用客からチップを受け取る欧州風のギャルソンスタイルを取り入れた。「女性が接客を受け、低単価で楽しめる店ができないかと考えた」(同社の巻田隆之社長)。

 今年6月に「コンセプトカフェの知識が全くなかった」巻田さんが、ブログ「ギャルソンカフェができるまで。」を開設。カフェの立ち上げまでをブログで公開し、ギャルソンの衣装や食器、提供する料理など、ブログ訪問者からの意見も踏まえながら同店を作り上げていったという。

 ギャルソンには300人近くの応募があった中から選ばれた、モデルや俳優、お笑い芸人、パティシエなどの「夢を持つイケメン」を採用。現在21人が在籍しており、1日に5~7人が常駐する。ギャルソンは指名できないが、来店時に希望も受け付ける。

 利用客には来店時にチップ用のコイン1枚を渡す。担当した客からチップを受け取ったギャルソンは、枚数に応じて通常給与とは別の報酬を受け取る仕組み。利用客は、コインを集めて同店オリジナルグッズや「ギャルソンとの2ショット写真」などと交換することもできる。

 店舗面積は約30坪。ワインカラーを基調とした店内のいすやテーブルなどはアンティークを使用。仏映画「アメリ」の主人公、アメリが劇中で住んでいる部屋をイメージしたという。ランチはガレットかクレープ、フレンチトーストに食事とサラダ、ドリンクが付いたセットメニュー(1,300円~1,600円)のほか、カプチーノ(800円)やノンアルコール・カクテル(4種、各800円)などのドリンク類も用意。ディナーでは、食前酒や前菜などが付いたコースメニュー(2,800円~3,500円)を中心に、ジントニック(900円)やミモザ(900円)などのアルコール類も提供する。客単価は、ランチ=1,600円、ディナー=3,000円(ディナー時はサービス料として10%加算)。

 オープンから約1カ月。女子高生からOL、男性客まで多い日で1日90人ほどの来店があるという同店。人気ランキングなどは付けていないが、18歳の現役高校生「とおる。」さんや24歳の「つばさ」さんが人気だという。1日に最高で18枚のチップを受け取ったことがあるという「とおる。」さんは「お客さまに楽しんでいただきたいので、どうしたら格好よく優雅に見えるかなど、日々勉強しながら接客している」と話す。「イケメンと言われると緊張するが、甘口から辛口、そして珍味まで『感じのよい兄ちゃんたち』がそろっているので、合うギャルソンが見つかると思う。まずは1回遊びに来てほしい」(つばささん)とも。

 営業時間は、ランチ=11時~17時、ディナー=18時~23時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース