シネセゾン渋谷で「ジェーン・バーキン特集」-魅力見せる3作品

映画「ジェーン・バーキンinメランコリー・ベビー」より© Opening

映画「ジェーン・バーキンinメランコリー・ベビー」より© Opening

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 シネセゾン渋谷(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3770-1721)では11月24日より、故セルジュ・ゲンズブールの生前のミューズとして知られ、ファッションアイコンとしても今なお人気が衰えない女優、歌手のジェーン・バーキンさんの特集上映を行っている。

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 特集は、バーキンさんの誕生日(12月14日)を記念してアニバーサリーDVDボックスを発売する「アット エンタテインメント」(恵比寿西2)が主催・配給を手がけ、バーキンさんが「フレンチ・ロリータ」として魅力を開花させた1970年代公開の3作品を2週間限定でスクリーン上映する。

 「ジェーン・バーキンin まじめに愛して」(1974年、ロベール・ブナイヨン監督)は、オープンカーで旅に出たバーキンさん演じる主人公のアリアーヌと友人男性2人による仲良し3人組が繰り広げるラブコメディー。当時27歳で全盛期のバーキンさんと、当時結婚中で作品にも出演しているセルジュ・ゲンズブールとのかけ合いも見どころ。

 フランスの上流家庭を行き来するリンダを演じた「ジェーン・バーキンin スキャンダル」(1976年、ベルナール・クィザンヌ監督)は、30代を目前にしてバーキンさんが「大人」の顔をのぞかせた佳作。リンダに思いを寄せる少年との奇妙なスキャンダルの中で、ときに妖艶なラブロマンスが描かれる。

 ゲンズブールとの結婚生活にもピリオドを打ち、31歳を迎えたバーキンさんが新境地を見せたのは、映画「男と女」でスターとなり人気を集めた名優、ジャン=ルイ・トランティニャンとの共演で話題となった「ジェーン・バーキンin メランコリー・ベビー」(1979年、クラリス・ガブス監督)。劇中では、都会を離れ平穏に暮らしながらも、夫の友人に心をときめかせ、ありのままの自分を探求する主人公のオルガを演じ、ロリータから成長を遂げた「大人の女」像を世間に披露した。

 日替わりレイトショー上映(予告編なし)で、鑑賞料は一般=1,600円ほか。「ジェーン・バーキン バースデイ・アニバーサリーDVD-BOX(3枚組)」(11,970円)は12月14日発売。

アット エンタテインメントシネセゾン渋谷

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