渋谷ヒカリエで「ドラゴンクエストミュージアム」開催迫る ジオラマや映像などで世界観再現

等身大スケールで製作したロト装備

等身大スケールで製作したロト装備

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)9階ホールで7月24日から、体験型アトラクション「ドラゴンクエストミュージアム」が開催される。主催は、電通・TBSテレビ・TBSラジオ・朝日新聞で構成する製作委員会。

絵画やジオラマ展示、体験型アトラクションなどを展開する場内(動画)

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 スクウェア・エニックス(新宿区)が1986(昭和61)年に発売したRPG「ドラゴンクエスト」の30周年記念企画の一環。「新たなドラゴンクエストの世界」をテーマに、オリジナルの制作物でシリーズI~Xまでの世界観を「再現」する。

 エントランスでは歴代主人公10人の肖像が来場客を迎えるほか、序曲と供にオープニングムービーを上映。場内には、シリーズI~IIIの「ロト伝説」のシーンを描いた絵画16点や、悪魔系モンスターのビジュアル、「ラダトーム城」「広野を行く」など同シリーズの全音楽を手掛けている作曲家・すぎやまこういちさん直筆の楽譜、歴代ゲームのパッケージイラストなどを展示する。

 このほか、肥後虎(愛知県一宮市)や丸武産業(鹿児島県薩摩川内市)が等身大スケールで制作した、よろい・剣・盾の「ロト装備」、シリーズIV~VIの「名場面」を再現した海洋堂(大阪府門真市)製のジオラマ16つ、「天空城」の巨大オブジェなどの立体物も並ぶ。「冒険の書」をイメージした本型のオブジェにはシリーズVII~Xの物語やキャラクターを紹介するムービーを投影。縦4メートル×横8メートルの大スクリーンでは、神風動画(神宮前2)の協力で作った歴代勇者とボスとのバトルシーンをイメージしたムービーを上映する。

 体験できる企画として、シリーズVIIに登場する「ふしぎな石板」をイメージしたパズルアトラクション、同シリーズで初登場した「テンション」をイメージしたアトラクションで、スクワットをして「テンション」ゲージをためて「スーパーハイテンション」を目指すものなども用意する。

 併設のフードコート「モンスターパーク」では、スライム型に盛って提供する五目チャーハン(900円)や、ばくだんいわの顔をプリントしたのりを巻く円形の肉巻きおにぎり(600円)など、キャラクターをモチーフにしたフード提供。ショップ「プレミアムバザー」では、同イベント公式図録(2,800円)やI~Xの主人公10人の図柄のクリアファイルセット(3,000円)、Tシャツ(3,500円~)などの限定グッズを販売する。

 22日からの「先行体験DAY」に先駆けて21日には、同シリーズの生みの親でゲームプロデューサーの堀井雄二さんらがテープカットを実施。堀井さんは「(開発)当時、シンプルなファミコンで作ったゲームが形になってうれしい。(場内を見てみて)30年の歴史を思い出して感無量」と喜びを表現。「特にジオラマがすごくすてきでじっと見てしまう」とも。「自分が勇者だったことを思い出してもらえたら」と来場を呼び掛けた。

 開催時間は10時~22時(10時~11時は「朝チケット」購入客のみ、入場は閉場の30分前まで)。前売り券は、一般・学生=2,500円、中高生=1,900円、4歳~小学生=1,200円ほか。9月11日まで。

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