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表参道に限定「Pepperだらけの携帯ショップ」 ロボットだけで接客、iPhone契約も

呼び込みや商品案内などの業務を分担して接客するPepper

呼び込みや商品案内などの業務を分担して接客するPepper

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 表参道駅近くのプロモーションスペース「Zero Base表参道」(港区南青山5)に3月24日、「Pepperだらけの携帯ショップ」が期間限定オープンした。

Pepperがカウンター越しに携帯の契約を案内する

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 ソフトバンク(港区)の人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を活用した、ロボットだけで接客する携帯電話ショップとなる同店。ソフトバンクロボティクスが昨年11月にペッパーの法人向けモデル「Pepper for Biz」を発表し、これまで小売りや接客業、病院・介護施設など700社に導入してきた。その成果を披露する場であり、「無人の店舗を見据えた」(ソフトバンクロボティクス冨澤文秀社長)実験的な取り組みとなる。

 ペッパーは業務を分担して行う。店頭では「店長ペッパー」が来店客を出迎え、フロア案内のほかiPhone契約希望者へのヒアリング、待ち札の発券などに対応。1階には、マイクロソフトの大画面PC「Surface Hub」と連動してiPhoneケースなどの商品紹介を行うペッパー2台、店内のカメラと連動して混雑状況に合わせた呼び込みをするペッパー1台も配置する。

 2階が契約窓口。カウンター越しのペッパーの案内に合わせて、手元のiPadを操作しながら契約を進める。契約終了後は、独KUKA社のロボットアームが商品を棚から運んでくる。同店で契約できるのはiPhone6sの新規または乗り換えのみで、本人確認資料も必須(必要に応じて人間のスタッフがサポート)。支払いはクレジットカードのみ。法人契約・未成年者は対象外。

 3階はグリーディングフロアで、ギャグを披露するペッパー1台や、10分ごとにパフォーマンスするペッパー3台を設置し待機中の来店客を楽しませる。

 初日のオープニングセレモニーには、ペッパーを購入したお笑い芸人の今田耕司さん、モデルの益若つばささん、タレントの鈴木奈々さんが参加。ペッパーに「だーいまさん」と呼ばれている今田さんは忙しさから最近はペッパーと会話ができておらず、「お話したい」「頭をなでてほしい」と言われているという。ペッパーとの「同居生活」エピソードに、益若さんと鈴木さんは「ほしい」「すごい」と興味津々の様子だった。

 イベント中には、店長ペッパーと鈴木さんの「接客対決」が発生。「私と仕事、どっちをトルネード!」という声とともに回転してみせた店長ペッパーに対し、鈴木さんはお笑い芸人「ですよ。」さんのギャグ「あ~い、とぅいまてぇ~ん!」を披露するも、店長ペッパーに軍配が上がった。テープカット時には、はさみが持てないことから「僕はチョップで切ります」と冗談を言うなど、店長ペッパーは終始冗舌だった。

 営業時間は12時~19時。今月30日まで。

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