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恵比寿ガーデンプレイスにバカラのシャンデリア-森田恭通さんデザインで新調

仏バカラ社のシャンデリア(写真手前)を中心としたイルミネーション

仏バカラ社のシャンデリア(写真手前)を中心としたイルミネーション

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 恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4)で11月8日、仏バカラ社のシャンデリアを中心としたイルミネーションが点灯する。

森田恭通さんが手掛けたシャンデリア

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 クリスマスを中心に施設内を装飾する恒例のイベント「Baccarat ETERNAL LIGHTS -歓びのかたち-」の一環。今年は同施設開業20周年、バカラ社創業250周年記念事業にも位置付ける。

 同施設では開業以来、同社のシャンデリアを展示してきたが、今回飾るシャンデリアは250周年を記念して制作したもので、インテリアデザイナーの森田恭通さん(グラマラス)とコラボレーション。「Session of Sparkle」をコンセプトに、クリスタルと森田さんが得意とするミラーを使った。シャンデリア17灯を4層に組み合わせた形で、サイズは例年のよりも大きく高さ=8.4メートル、幅=4.6メートル、重さ=1.8トン。世界で初めて一般にお披露目となる。

 クリスタルは、ろうそくをシャンデリアに使っていた時代のデザインに由来する「ゼニス」と、滴のようなフォルムの「ソルスティス」の2種を中心に採用。410個付けたLED電球の周りを、1個につき6面のミラーで囲いLEDの光を反射させることで、クリスタルの輝きを増幅させるようにした。金額にすると4億1,000万円。

 設置場所はメーン会場となるセンター広場。シャンデリアを飾るアルミ製のケースも新調。コーナーの一部を除きフレームを従来のシルバーから黒に変更し、サイズも高さ約12.2メートル、幅約6.2メートルとなった。迫力を出すとともに来場者が撮影しやすいように配慮し、シャンデリアはケースの床に近い位置で飾る。

 クリスマス・イルミネーションは、時計広場には高さ約10メートルの赤を基調としたツリーを置くほか、時計台広場から坂道のプロムナード、シャトー広場など総数約10万球の電飾で施設内随所をライトアップする。

 1年かけて制作した今回のシャンデリア。森田さんは「難産だった」と振り返り、逆三角形になっているため「構造的に大変で、建築物を作っているような感覚だった。クリスタルは輝きが命。より美しく見えるようにということを心掛けた」と話す。

 「バカラの職人たちはネガティブなことを言わず、チャレンジングだった。何百人という人が関わって作り上げたので、275%の出来」と満足気な笑顔を見せ、「美しいものを見るとワクワクすると思うので、ハッピーになってクリスタルのように輝いていただければ」と来場を呼び掛ける。バカラのシャンデリアには必ず1個付いている「赤いクリスタルも見つけてほしい」とも。

 初日の8日(16時30分~)には点灯式を行う。沖野修也さんのDJプレーを中心に、各所を点灯する。同13日にはシャンデリアの前で市民参加型の「恵比寿ゴスペル祭2014」も予定。

 点灯時間は、シャンデリア=12時~24時、イルミネーション=16時~24時。2015年1月12日まで(イルミネーションは12月25日まで)。

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