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渋谷パルコで現代美術家・天明屋尚さん個展-代表作で画業振り返る

傾くシリーズの一作「神風」(写真右)

傾くシリーズの一作「神風」(写真右)

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 渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)3階の「パルコミュージアム」(TEL 03-3477-5873)で現在、現代美術家・天明屋尚(てんみょうやひさし)さんの個展「一筆入魂展」が開催されている。

FIFAワールドカップ公式ポスター用に制作した作品なども並ぶ

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 天明屋さんは1966 (昭和41)年東京生まれ。レコード会社のアートディレクターなどを経た後に現代美術家として活動を開始。日本伝統絵画を現代に継承・発展させた独自の美術概念「ネオ日本画」で知られる。絵画や新聞挿絵、ポスター、映画美術など、さまざまな作品を発表している。

 1997年~2014年に発表された代表的な作品を展示し、天明夜屋さんの画業を振り返る同展。作品は、日本とアメリカの関係性をモチーフにした作品「武闘派列伝 刺青(いれずみ)マンの戦い」(1996年)や、傾(かぶ)くシリーズの一作「神風」(2003年)、2006年に開催されたFIFAワールドカップ公式ポスター用に制作した「蹴球之図」(2004年)、初めて横3メートルというサイズを手掛けた「闘魂」(2008年)、動物や昆虫などに甲冑(かっちゅう)をまとわせたシリーズ「当世甲冑三十六選」(2013年)など34点。

 併設するショップでは、胸部に「ぬえ」「九尾のキツネ」、リバーシブル着用時の背部に「キリン」の刺しゅうを施した、天明屋さん、スカジャン「TAILOR TOKYO」、ストリートブランド「XLARGE」のトリプルコラボの「SOUVENIR JACKET」(6万2,640円)や天明屋さんが2012年に発表した「韻」の一部をプリントしたスケートボードデッキ(1万4,040円)などを販売。

 11月9日(15時~)には、作品集「Masterpiece」(4,104円)などの商品購入者を対象に天明屋さんのサイン会を開く。

 開催時間は10時~21時(最終日は18時まで、入場は閉場30分前まで)。入場料は、一般=500円、学生=400円、小学生以下無料。今月10日まで。

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