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代官山で「ルートート」デザインアワード展-グランプリは20代女性

グランプリを獲得した京都在住samiyさん(23)の作品「kokoro」

グランプリを獲得した京都在住samiyさん(23)の作品「kokoro」

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 代官山「MONKEY GALLERY」(渋谷区猿楽町、TEL 03-3780-0812)で10月7日、トートバッグブランド「ROOTOTE(ルートート)」の「ROOTOTE トート・アズ・キャンバス デザインアワード作品展」が始まった。

今年の受賞作品15点などを展示する場内

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 同ブランドの真っ白なトートバッグ「トート・アズ・キャンバス」をキャンバスにしたデザイン作品を一般公募し、受賞作品などを展示する同展は今年で8回目。今年は、2歳~66歳という幅広い年齢層、台湾からの応募などもあり、過去最高となる170人・176作品が集まった。審査員は、写真家・浅井愼平さん、アーティスト・ミレイヒロキさん、スタイリスト・高見佳明さんら。

 グランプリを獲得したのは、会社員として働きながらイラストを描いている京都府在住のsamiyさん(23)の「kokoro」。「自分の鏡である相手の心を大切にしていきたい」という思いを込め、「愛する」豚を描いたという。「今後もいろんな形で自分らしく、そして多くの方に笑顔になってもらえるようなアート作品を作っていこうと思います。布に描いた色のにじみ感を楽しんでください」とコメントしている。

 同展ではsamiyさんの作品をはじめ、準グランプリ作品、小学生以下の部など今年の受賞作品15点のほか、歴代のグランプリ作品を展示。ほかにも、ブライダルファッションデザイナー・桂由美さんやフランス人歌手・クレモンティーヌさん、俳優・川崎麻世さん、料理家・ケンタロウさん、エッセイスト・高見恭子さん、「市原ぞうの国」(千葉県)のアフリカゾウ・ゆめ花のゲスト5人と一頭がデザインした作品も並ぶ。桂さん、クレモンティーヌさん、高見さんの作品は、来春開催する「ROOTOTEチャリティーイベント」に出品される。

 同ブランドを展開するスーパープランニング(静岡県浜松市)の神谷敬久社長は「商業的に『売れそうだな』と感じるデザイン的な作品と、純粋に感動できるアート的な作品が混在しているので、見る方々には大人の心と子どもの心の間を行ったり来たりするような感覚を楽しんでいただければ」と話す。「作品の中には『これなら自分でもできそうだ』と思わせてくれる優しさあふれる作品もあったりして、そんなところも見どころかもしれない」とも。

 開催時間は13時~20時。入場無料。今月11日まで。今月10日(トートバッグの日)から、同ブランドサイトで来年度の作品応募受け付けを開始する。

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