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西武渋谷店で「現代茶ノ湯スタイル展」-竹林をイメージした茶室空間も

竹林をイメージした茶室空間「輝洸庵(きこうあん)」には若手を中心とした作家たちの茶道具を展示している

竹林をイメージした茶室空間「輝洸庵(きこうあん)」には若手を中心とした作家たちの茶道具を展示している

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 西武渋谷店(渋谷区宇田川町)B館8階のオルタナティブスペースに現在、期間限定の「現代茶室空間」が登場している。

 茶の湯と現代アートを組み合わせた「新しいライフスタイル」を創出するイベント「現代茶ノ湯スタイル展『縁(えにし)』」の一環。茶の湯の世界では古くから「縁(えん)」を大切に、「はじまり」「紡ぎ」「創造」の源であると考えられていることから、同展では「縁(えにし)」をテーマに「茶の湯の総合芸術としての楽しみ方」を提案する。

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 総合演出を茶道家の松村宗亮さん、設計を建築家の佐野文彦さんが手掛けた茶室空間「輝洸庵(きこうあん)」は竹林をイメージ。アカギをメーンにした骨格はあえて虫食いや皮が残っているものも使い、床も作った。随所に、ガラス作家・佐々木翔子さんの桃の形をした茶器「桃皮」(1万500円)や陶芸家・桑田卓郎さんの「金彩梅華皮志野茶わん」(10万6,000円)、陶造形家・原菜央さんのひしゃくのふた置「三兎ちゃん春夏秋冬」(6,615円)など、若手アーティストを中心とした陶芸や茶道具も展示する。中央には、14日までは野だてをイメージした畳の席を、15日からは立礼卓を用意する。

 期間中の毎週土曜・日曜には茶会も開く。気鋭陶芸家の「ネオ茶道具」を使うほか、創作和菓子ユニット「wagashi asobi」の和菓子を提供する。各回14時20分~17時(1席約20分、全5席)。参加無料。定員は各席先着3人。整理券は当日12時から同階美術画廊で配布。

 同館5階ネクストステージでは、「アバンギャルド茶会」を主催する茶人・近藤俊太郎さんがディレクションを手掛ける宇宙やオーロラ、土星、月などをテーマに茶道具を展開するプロジェクト「宇宙十職」や「育てる器プロジェクト」を展示。期間中の毎週土曜・日曜(13時~13時45分)に近藤さんや村松さんのほか、陶芸家、書家らによるトークイベントを行う。

 同館8階ギフトギャラリースペースでは、茶室空間で展示している作品などの作品を販売。7階インテリアフロアでは、京和傘の老舗「日吉屋」の和傘技術を応用した、空間を覆うことができるテントパーテーション(畳とセットで105万円、受注生産)を使った「略式の茶室」を紹介(今月17日まで)。8日・9日(15時~と17時~)は、日本茶カフェ「茜や」(新宿区)による煎茶を提供する。

 茶室総合演出の松村さんは「敷居が高いと思われがちだが、最初は武士たちが楽しんでいたもの。見てみて『かっこいい』と思うなどの切り口からでも良いので手に取っていただき、お茶の世界を感じていただければ興味・楽しみが広がるのでは」と話す。

 同展の総合プロデュースを手掛けたのは、老舗畳職人3代目で、日本建築・文化などを次世代に継承する「for da Nippon Foundation」主宰の大久保文之さん。「茶道は日本の伝統的な文化なのでしきたりやルールはあるが、それを守りつつ現代風にアレンジする若手ならではの可能性を追求していきたい。シンプルに若い感性を楽しんでいただければ」と話す。

 営業時間は10時~21時(日曜・祝日は20時まで)。今月24日まで(B館8階は23日まで)。

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