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サンロッカーズ渋谷、大阪に大勝 我慢続け後半突き放す

攻守で持ち味を発揮したアキ・チェンバース選手

攻守で持ち味を発揮したアキ・チェンバース選手

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が12月9日、大阪エヴェッサ(同、大阪)と対戦し79-56で勝利した。

会場には東京を拠点にするスポーツチームのマスコットが集まった

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 前節敗れていたなか、「自分たちのホームを絶対に死守しなければならない」(ジョシュ・ホーキンソン選手)と臨んだこの日。立ち上がりからミスを誘発する好守を見せ、8失点に抑えた第1クオーター(Q)。攻撃面では身長差を生かしたライアン・ケリー選手、ホーキンソン選手のインサイドのプレーなどで得点を重ねた。

 17-8で迎えた第2Qは点の取り合いとなる。大阪の外国籍選手にオフェンスリバウンドを取られる場面が増えると同時に、ミスが増えたりシュートが入らなかったりして一時3点差まで詰め寄られる。それでも、「ギャンブルをするなと言われているなかで、いかに(マークマンの)正面に入ってボールを取れるかあと1歩が大事になるが、常に狙っている」と、ベンドラメ礼生選手が大阪の選手が突くドリブルのボールに手を出して攻撃のチャンスを作ったり、田中大貴選手が大阪のパスを叩いたり守備で我慢を続け、37-30とリードして前半を折り返した。

 後半立ち上がりはつかず離れずの展開が続くが、インサイドへのアタックからのパスでアンソニー・クレモンズ選手が3Pを2本を決めるなどして2桁リードを奪う。「ヘルプに来る相手のディフェンスをしっかり判断してノーマークを見つけられた」とアシストが冴えたベンドラメ選手は、第3Q終盤にアキ・チェンバース選手の3Pをアシストした直後の攻撃で、「すごく大事な時間帯で流れも来ていた。ボールを持った時に目の前にビッグマンが2人背を向けて走っていて『これは追い抜ける』と感じたので、全力でドライブした」と速攻からレイアップを決め、大阪にタイムアウトを取らせた。さらに、チェンバース選手は直前のプレーで「少しミスをして」ファウルを取られたが、「間合いを作らせないようしっかりコンタクトしようと意識した」とスローインのボールを入れさせずミスを誘発した。

 59-42で迎えた最終Qは、ホーキンソン選手がアシスト、シュート、シュートブロックなどで貢献。大阪の攻撃を2度制限時間いっぱい守り抜くなどチームで堅守も続け、終盤は盛實海翔選手が3Pやレイアップなどでゲームを締めた。

 コンディション不良や「少しの」けがでここ数試合欠場もあったチェンバース選手。この日は約21分出場し3P2本を100%で決めたが、「シーズンの中で苦労していた部分はあるが、今日はすごく良い気持ちでできた。まだ良くなっていかないといけない部分や慣れないといけない部分はあるが、こういう試合を機にどんどん上に向かってやっていきたい」と話した。チーム内でのポジション争いも激しいが、「自分を高めてくれる存在なので、戦いながらお互いがうまくなれるよう戦っているし、高め合ったものをコート上で出せれば」とも。

 守備については「常に強度高く激しさを持ってプレーしないといけない。ベンチから出る選手も同じ、なんなら(強度を)上げるよう指示されていたので意識した」と言う。チェンバース選手の守備を「しつこく相手を嫌がらせていたので、そういう姿勢を見ると鼓舞される」と触れたベンドラメ選手は、「バイウイーク(休み期間中)で積み重ねたものがすごく自信があるし、ここ数試合ディフェンスの意識は一人ひとり上がってきている。より強固なディフェンスができていくと思うので継続したい」と続けた。

 両チームは10日も戦う。

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