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FC東京の長友佑都選手ら、渋谷区長を表敬訪問 シーズン終了報告

(左から)松木玖生選手、渡邊凌磨選手、長谷部健渋谷区長、長友佑都選手

(左から)松木玖生選手、渡邊凌磨選手、長谷部健渋谷区長、長友佑都選手

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 Jリーグ・FC東京の長友佑都選手、渡邊凌磨選手、松木玖生選手らが12月8日、長谷部健渋谷区長らを表敬訪問し、2023シーズンの終了を報告した。

談笑する場面も

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 ミクシィ(渋谷区渋谷2)を親会社に、ホームタウンである東京都の中でも23区内での認知向上を図っている東京フットボールクラブ(調布市)。5月30日の「ごみゼロの日」には街なかの清掃活動を行ったほか、渡邊選手は区立幡代小学校に訪問。渋谷駅前の忠犬ハチ公像のモデルとなった秋田犬・ハチの生誕100年を記念するイベントにはマスコットキャラクター「東京ドロンパ」が参加。区のイベントにもブース出展するなどした。

 34試合を12勝7分15敗で18チーム中11位という成績で終えた今季。国立競技場では2度ホーム試合を行い、5月にはクラブ史上最多となる5万6705人を動員するなどして、年間でリーグ2位の入場者数となった。

 長友選手は「若者や大企業が多い街でもあるので、人や経済的なポテンシャル含めて、渋谷区でFC東京をアピールできるのは、チームの未来にも間違いなくつながっていく。あとは結果。これだけ周りの皆さんが努力して入場者数など結果を出してくださっているので、僕らはその期待に応えられるようにピッチで戦って結果を残していきたい」と力を込めた。

 長谷部区長からは、優勝した際には表参道などでのパレードも提案されている。「目立つがの大好きなので、お祭り男として一つのモチベーションになった。チームに残ったら頑張りたい」とも。

 シーズンを「ふがいない、悔しいシーズン」と振り返った長友選手。特にホームでは9勝したものの、3勝にとどまったアウェーでの戦いを「どこか甘さがあったんじゃないか。自分たちに不利な状況で力を発揮できないのは弱さであり厳しさが足りなかった。厳しさを求めてやっていかないとクラブは強くなれないし、安定できないのは改めて感じた」と続けた。

 長谷部区長は「強いのが一番ファンとしてはうれしいというのも当然あるので、楽しみにしている。渋谷区はスポーツする場所は少ないが、見る場所には恵まれているので、引き続き応援していきたい」とエールを送った。来季からFC東京は新しいエンブレムに変わるが、「スクランブル交差点に寄ってきたな、勝手に親しみを持っている」と触れた。

 渋谷区民である渡邊選手は、住民登録などで区役所に足を運んだことはあるものの、表敬訪問は初めとなり「新鮮というか、よかった」と振り返った。渋谷の好きなところなどについては「ノーコメント」と冗談めかした。「応援していただけていることを身近に感じるので、結果にちゃんと結び付けられるようにやっていきたい」と話した。

 渡邊選手は今季のJリーグの「最優秀ゴール賞」に選ばれた。ゴールシーンの動画を見た長谷部区長は「おぉ!」と驚きの声を上げ、小中学生に配布しているタブレットへの配信などを提案した。

 松木選手は2年連続の表敬訪問となった。「(クラブの顔として)認められたか分からない」と謙遜しつつ、「代表活動や個人の賞(アジアサッカー連盟の最優秀男子選手賞)を取れたのでプラスに捉えて来年に生かしたい。チームに一番貢献できるようにしたい」と来季に向けて意気込んだ。

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