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ホフディラン・小宮山雄飛さんプロデュース「酒場食堂」、渋谷に限定出店

「何回も足を運んでほしい」と話す小宮山雄飛さん

「何回も足を運んでほしい」と話す小宮山雄飛さん

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 音楽グループ「ホフディラン」の小宮山雄飛さんが総合プロデュースした「酒場食堂」が4月29日、東急プラザ渋谷(渋谷区道玄坂1)6階のシェアキッチンプロジェクト「もしも食堂」に限定オープンする。

オリジナルのカレーなどメニューの一部

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 昨年1月にオープンした「もしも食堂」は、固定の飲食店ではなく、シェフや飲食店、団体などとコラボレーションした料理を期間限定で提供するシェアキッチン。第5弾となる今回は、グルメとしても知られる小宮山さんとコラボレーションした。

 カレーのオリジナルレシピ本の出版やレモンライス専門店を出店するなどしている小宮山さん。約1カ月延長し昨年11月から展開していた「もしも食堂~WORLD CURRY FESTA~」が好評だったことを受け、第6弾となる今回も小宮山さんとコラボレーションを継続する。

 「毎日飲む酒飲み」という小宮山さんは、自身が「食堂で飲むのが好き」であることから食堂を企画。かつて渋谷駅には「東横食堂」が営業していた歴史もあることから、「駅前で集まって、食べる人も飲む人もいられる文化が始まったら良いのでは」という思いも込めた。

 席数は46席。壁面には「『うまい』『すごい』とおだてられて」小宮山さん自身が15時間ほどかけて短冊メニューを貼った。随所に、とっくりに顔を描いた同店オリジナルのキャラクター「とっくり美人」のイラストをあしらっている。近年増えているネオ居酒屋でよく見られるネオンサインも装飾している。カウンター席近くには、ホフディランのワタナベイビーさんが書いた「たぶん」プロレスラーのテリー・ファンキーという架空の人物など、「偽のサイン」も飾り「遊び心」を取り入れる。

 一日通して食事ができて飲酒もできる同店。メニューは、スパイス15種類以上を調合したルーに豚バラ肉をトッピングする同店オリジナルの「最強!渋谷ブラックカレー」(1,100円、みそ汁付きの定食は1,320円)をはじめ、山形の米沢牛と野菜を煮込む「特選・米沢牛煮込み」(770円)、スパイスやネギなどの薬味・調味料に漬け込む「合法麻薬タマゴ」(330円)、フルーツや寒天で丸く固める香港スイーツ「九龍球(クーロンキュウ)」をトッピングする「令和のフルーツパフェ」(1,100円)など。来店客のテーブルでマッシュポテトをモンブランのように絞る「名物バタフライピーポテサラ」(770円)は、マッシュポテトをバタフライピーで着色していることからレモンをかけると色が変わる。

 「実験的な」メニューも見られるが、小宮山さんは「食堂は生き物」と言い、利用客の反応に応じてメニューの提供を止める可能性もあることに加え、「常連さんなど誰かからのメニュー」を追加することも検討しており、「何回も足を運んでほしい」と話す。「街の居酒屋に入りたいけど入れない人などに、ある意味最初の一歩、入門編的に、お子さん連れ、カップル、お年を召した方、いろんな方でも入れる店をイメージした」とも。

 営業時間は11時~23時。2024年1月末ごろまでを予定。

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