見る・遊ぶ

サンロッカーズ渋谷、三遠に逆転勝利 大車輪の活躍マカドゥ選手31得点

31得点リバウンド13本など大車輪の活躍を見せたジェームズ・マイケル・マカドゥ選手

31得点リバウンド13本など大車輪の活躍を見せたジェームズ・マイケル・マカドゥ選手

  • 4

  •  

 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が11月6日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で三遠ネオフェニックス(以下、三遠)と戦い70-64で競り勝った。

[広告]

 ジェームズ・マイケル・マカドゥ選手がBリーグでのキャリアハイとなる31得点を挙げたこの日。立ち上がりからチームがビハインドを負うなか、オフェンス面ではインサイドで体を張り三遠のファウルを誘発。第2クオーター(Q)にはボールを奪うプレーから得点を連続で挙げ、第3Qにはオフェンスリバウンドからも得点を重ねた。「ホームでは絶対に勝利を届けたかった」という言葉を体現するかのよう、ダンクを叩き込み雄叫びを上げ、最終Qにはルーズボールに飛び込みマイボールにつなげるなど終始気迫のこもったプレーを見せた。

 試合は、設備トラブルがあり予定より20分超遅れて開始となった。SR渋谷は、「調子の悪い所があった」(伊佐勉ヘッドコーチ(HC))ベンドラメ礼生選手に代わり、渡辺竜之佑選手をスタートで起用。「それに伴っていつもと違うパターンの交代をしたが、全てにおいてオフェンスがかみ合わなかった」(伊佐HC)と重い立ち上がりとなる。第2(Q)には広瀬健太選手やマカドゥ選手の好守も見られたが、オフェンスが停滞し前半で16点のビハインドを負う。その原因を伊佐HCは、「(点が)取れないのはいいが、ディフェンスに影響してしまった。ディフェンスはどの組み合わせでもやることは明確にしているつもりだが、スコアを見ながらプレーし始め、エナジー・プレッシャーが無くなってすごい悪循環になった」と振り返った。

 ハーフタイムで「(マークマンを)捕まえる位置が低すぎる。ハーフコートディフェンスのチームじゃない」「エナジー無くしては我々のチームは語れない。もう一回思い出してやろう」(伊佐HC)と話し臨んだ後半。関野剛平選手らがフルコートでボールマンにプレッシャーをかけたほか、ジョシュ・ハレルソン選手のブロックショット(シュートをブロックするプレー)も見られ第3Qは三遠の得点を10点に抑えると同時に、ハレルソン選手がイン・アウト両サイドで得点を挙げるなどして三遠の背中を捉える事に成功。

 最終Qにはゾーンディフェンスを行う三遠に対し盛實海翔(もりざね・かいと)選手が3ポイント(P)シュートを2本沈めたほか、ハレルソン選手やマックス・ヒサタケ選手のオフェンスリバウンドからの得点で一歩前に出る。終盤は1点差まで詰め寄られるが、得たフリースローを高確率で沈め三遠を振り切った。

 SR渋谷はチームとして3P成功率が16.1%と停滞したが、要所で決めた盛實選手は「ここ数試合全然入っていなかったが、チームメートは打ち続けろと言ってくれているので自分の撃つべきタイミングでは打とうと決めていた。(今日も)前半は入っていなかったけれど止めないで打ち続けたことで2本入ったので良かった」と話しつつ、「そのあとフリースローと(3P)1本落としたのでプラマイゼロくらい」と自己評価。三遠にはSR渋谷に在籍していた選手らが複数いることから「知り合いが多かったので試合を楽しめた」と笑顔を見せた。

 後半を「選手が自分達のやるべきディフェンスのスタンダードをやってくれた」と評価した伊佐HC。天皇杯3次ラウンドの戦いを挟み、リーグ戦再開となったこの日。SR渋谷は天皇杯は敗退となったが、「メンタルが落ちているということは無いが、今日の試合がキーポイントだと思っていたので、天皇杯の負けからどう学んでいったかを話してスタートした」と言う。

 両チームは7日も戦う。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース