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代替肉や昆虫食、規格外野菜など使うサステナブル弁当、外苑前で限定販売

左側が現在の食材、右側が未来の食材を使う「ミライ弁当」(1,000円)

左側が現在の食材、右側が未来の食材を使う「ミライ弁当」(1,000円)

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 代替肉や昆虫食、規格外野菜などを使うサステナブルな弁当が現在、外苑前のITOCHU SDGs STUDIO(港区北青山2)で限定販売されている。

シロチョウザメやイノシシなどを使う「すてない弁当」

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 同所で現在開催中の、多様な「『食』の在り方」を紹介する体験型展示「いただきますの前、ごちそうさまの先。展-What makes a nice meal?-」で販売されている同弁当。市場に出回らずに廃棄さる未利用魚や害獣を使ったケータリングサービスを展開しているCRAZY KITCHEN(品川区)が、企画・開発した。

 弁当は2種類を用意。「ミライ弁当」(1,000円、1日30食限定、11月7日まで)は、現在の食材と代替肉や昆虫食を使った未来の食材を食べ比べできる弁当。弁当箱を真ん中で区切り、左右で異なる食材を使いながら同等のメニューを詰めている。メニューは唐揚げ、3色そぼろご飯、野菜のマリネ。「現在」の方は、鶏肉、白米、卵・桜エビとイカ墨などのふりかけ、甚五右ヱ門芋(じんごえもんいも)・琴畑カブなど種が代々受け継がれてきた「古来種(=伝統、在来種、固定種の総称)野菜」を使う。「未来」の方は、タルタルソースには豆腐をベースにした代替卵を、唐揚げには大豆ミートを使うほか、3色そぼろご飯は、こんにゃく米に大豆ミートのそぼろ・代替卵・コオロギのふりかけを掛ける。野菜のマリネには、国際非営利団体「MSC(海洋管理協議会)」認証のホタテを使っている。

 「すてない弁当」(1,000円、1日30食限定、11月9日~14日)はサンドイッチがメイン。食パンを作る際に出る両サイドのパンの耳に、キャビアを取った後のシロチョウザメのフライなどを挟むフィレオフィッシュサンドと、イノシシ肉のハンバーグなどを挟むサンドイッチ2種類を詰める。しめじの株元やエリンギなど規格外野菜のマリネ、規格外のニンジンのキャロットラペを添える。弁当に添えるメニュー表には、野菜の購入元を知ることができるQRコードも掲載する。

 販売時間は11時30分~14時(無くなり次第終了)。

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