セルリアンタワー東急ホテルが客室リニューアル ビジネス需要や訪日外国人増見込み

リニュアール後の室内イメージ

リニュアール後の室内イメージ

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 セルリアンタワー東急ホテル(渋谷区桜丘町)が現在、客室内や客室フロアの改装を行っている。

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 2014年にスタートした同ホテルの改装計画。フロアごとに改装を進め、今年8月4日には宴会予約サロンのリニューアルが終了した。9月8日に客室32階、同14日に33階(各階23室)の改装が終わる予定となっている。

 同ホテルでは、訪日外国人の増加や再開発によるビジネス需要を見込み、「ハイグレードで上質な印象を追求した空間」の提供を目指し、これまで「スタンダードフロア」に位置付けていた32階を高級フロア「エグゼクティブカテゴリー(タワーズフロア)」に変更する。

 室内の天井や壁面の壁紙、カーペットは「日本の伝統色をイメージした」カラースキームに一新。ベッドボードや壁紙には「外国人から見た現代的な日本の美」を表現するクラフト類やモチーフをアクセントとしてあしらうという。同時にフロアのエレベーターホールや廊下部分の壁紙、カーペットなども新しくする。

 室内の家具は照明を内蔵したクロゼットや可動式の照明、大型液晶テレビなどを更新したほか、ベッドはファミリー層取り込みを視野にシングルベッド2台を寄せて配置する「ハリウッドタイプ」に変更。ドア外部には新聞受けを設置した。バスルームやパウダールームの設備も一部交換・変更などを行っている。

 通信関係では、就寝時に利用しやすいようベッド周りにコンセントを充実させるほか、マルチコンセントなど電源環境を変更。VOD(ビデオ・オン・デマンド)システム対応を見込んで、テレビ用ケーブルやLANケーブルも新設した。

 9月にはジムスペース内装や新規事務マシンの導入など3階のフィットネスクラブのリニューアルを、2018年1月には第2期としてエグゼクティブサロンの増床・改装をそれぞれ予定している。総工費は約3億4,000万円(計画時)。

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