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渋谷駅前で初の盆踊り大会 野宮真貴さんも登場、3万人超参加

路上に作った櫓(やぐら)を中心に踊った

路上に作った櫓(やぐら)を中心に踊った

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 「渋谷盆踊り大会」が8月5日、渋谷駅前スクランブル交差点西側の道路とSHIBUYA109(渋谷区道玄坂2)周辺の文化村通り・道玄坂で初開催された。主催は渋谷道玄坂商店街振興組合。

渋谷駅前で盆踊り大会 3万4千人が夏の夜楽しむ(動画ニュース)

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 渋谷に暮らす人と来街者が「触れ合うことのできる場」を作り、「日本らしい・渋谷らしい文化」を楽しめる場を目指し初開催した。この日は16時30分から文化村通りや道玄坂を交通規制(車両通行禁止)し、SHIBUYA109前にステージを作り、路上には櫓(やぐら)を組んだ。エリア内には輪投げやストラックアウト、焼きそば、かき氷などの縁日が出店。地元住民や学生ボランティア80~90人ほどが自主警備に当たった。

 10年以上前から渋谷駅前での盆踊り大会開催を望んでいたという同組合の大西賢治理事長は「SHIBUYA109前のスクランブル交差点で日本の伝統文化を披露できるのはうれしい」と喜びを表現。長谷部健渋谷区長は「国際都市として成熟していくためには、日本の伝統文化、芸能が都心で受け継がれていくことが大切な条件なのでは。盆踊りも渋谷を愛する多くの人が集まって混じり合いながら、新しい価値・文化を世界へ思い切って発信していければ」とあいさつした。

 オープニングセレモニーには、「渋谷系」アーティストとして一世風靡(ふうび)したピチカート・ファイヴの3代目ボーカリストを務めた野宮真貴さんも登場し、「ちがいを ちからに 変える街」をテーマに策定した区の基本構想のPRソング「夢見る渋谷 YOU MAKE SHIBUYA」の盆踊りバージョンを披露した。

 その後、渋谷音頭や大東京音頭、炭坑節などが流れ、浴衣を着た来街者らが路上の櫓を中心に踊ったほか、時間がたつにつれ外国人旅行客らも加わり大きな円を作っていた。テリー伊藤さんが登場し「東京五輪音頭-2020-」を踊るコーナーのほか、協賛するKDDIステージにはauのCMに浦島太郎役で出演する俳優・桐谷健太さんが登場し、「三太郎音頭」「海の声」を歌った。

 駅前周辺を交通規制して行うイベントとしては、昨年のハロウィーンや年末のカウントダウンに次ぐ試みとなったが、「普段あまりこのような場所に来ない小さいお子さんも安心して楽しんでもらい、夏の思い出にしてほしい」と言った大西会長の言葉通り、子どもを連れた家族の姿も多く見られた。

  初開催であることから参加した東京在住の景子さん(27)と福岡在住のさよさん(26)は、今年購入したという浴衣姿で来場。「思っていたより混雑していなくて見やすい」と話していた。

 日本に6年住んでいるオーストラリア人女性のキムさんは「(日本で)毎年夏に盆踊り大会が開かれているのは知っていて、とても日本的なイベント」と話し、一緒に来ていたスウェーデン人男性のオーブさんは、盆踊りへの参加は初めてで「(後で)踊るかも」と楽しんでいる様子だった。渋谷での開催には「活気があって楽しい街だから、渋谷でやるべき」(キムさん)、「いいアイデアだと思う。イベントをやるのにはバッチリな街」(オーブさん)と好印象な様子だった。

 大西理事長は「商店街としては、2020年の五輪・パラリンピックに向けていかにおもてなしができるかが課題。楽しく、安心・安全なイベントを開催していきたいので、盆踊りを通して、また渋谷に来てほしい」と呼び掛ける。「まだまだ課題はあるが、ここでやっているということを全国の方から見てもらいたい。来年はもっと皆さんに楽しんでもらえるようにしたい」とも。

 この日は約3万4000人(主催者発表)が参加。21時過ぎに盆踊りは終了し撤収作業が行われ、22時30分過ぎには交通規制が解除された。

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