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「渋谷ナイトマップ」配布開始 深夜・早朝まで営業の飲食店など紹介

「SHIBUYA NIGHT MAP」を置く青ガエル内の観光案内所

「SHIBUYA NIGHT MAP」を置く青ガエル内の観光案内所

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 渋谷・ハチ公前広場のモニュメント東急5000系車両(愛称=青ガエル)内の観光案内所などで6月23日、「夜」に特化した観光マップ「SHIBUYA NIGHT MAP」の配布が始まった。

会見に出席した長谷部健渋谷区長やナイトアンバサダーZeebraさんら

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 伊藤園(渋谷区本町)が、渋谷区観光協会、国学院大学(東4)との共同プロジェクトで制作したもの。同社は1月、「インバウンド向けの渋谷のマップ作り」をテーマに、お茶を飲みながら地域課題を解決するアイデア創出イベント「茶ッカソン」を開催。同イベントで「渋谷の新たな観光資源=オール(=オールナイトで朝まで遊ぶこと)」をコンセプトにしたマップを作ることをプレゼンした優勝チームのアイデアが元になっている。

 同イベントに理事長・金山淳吾さんが審査員として参加していた同協会では昨年、「テーマ型」の観光マップとして区内のさまざまな通りをテーマにした観光マップ「SHIBUYA Street Map」を発行。かねて「夜」をテーマにした観光マップの制作も考えていたこともあり、今回のコラボレーションに至った。同大生に協力を仰ぐことで若年層の意見も反映させた。

 「渋谷ナイトマップ」では、「ミュージック」「フード」「スポーツ」「クラブ」など6つのテーマ別に、18時以降、22時~23時または深夜・早朝まで営業している65店舗と、区内の横丁「のんべい横丁」(渋谷1)、「渋谷肉横丁」(宇田川町)、「恵比寿横丁」(恵比寿1)を紹介。英語対応または英語のメニューの有無、Wi-Fiの有無をアイコンで表示しているほか、24時間営業の店として「メガドン・キホーテ渋谷本店」(宇田川町)、23時まで営業している外貨両替所、渋谷駅からの各線の終電時刻なども掲載。

 同協会ナイトアンバサダーであるヒップホップ・アーティストZeebraさん、アパレルブランド「FIG&VIPER」のディレクターでDJの植野有砂さん、トランジットジェネラルオフィス(港区南青山3)の中村貞裕社長が勧めるナイトコースも紹介している。

 同日開いた完成披露記者会見で、長谷部健渋谷区長は「国際都市として成熟していくために夜のマーケットは重要。安心・安全に楽しんでもらい、シティープライドを持つきっかけになれば」と期待を込めた。金山さんは「遊び方は多様。22時・23時など電車が動いている時間でもいいので、どんどん夜に遊んでほしい」と呼び掛けた。

 風営法の改定以降、渋谷のクラブに「外国人が増えている」と話したZeebraさんは「アートや食、音楽などがミックスアップされているのが渋谷らしさ。そうした渋谷の文化を楽しもうとする外国人が来街している。このマップを見て渋谷の夜を堪能してほしい」とも。

 同マップは日本語版と英語版を用意。青ガエル内、原宿の複合施設「MOSHI MOSHI BOX原宿」(神宮前3)内、渋谷マークシティ(道玄坂1)内の観光案内所などで配布する。

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