渋谷ヒカリエで現代版「眠れる森の美女」 マシュー・ボーンさん演出・振り付け

英マシュー・ボーンさんが演出・振り付けを手掛けた「眠れる森の美女」より©Johan Persson

英マシュー・ボーンさんが演出・振り付けを手掛けた「眠れる森の美女」より©Johan Persson

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)11階のミュージカル劇場「東急シアターオーブ」で9月14日、ダンスミュージカル「マシュー・ボーンの眠れる森の美女」が開幕する。

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 ピョートル・チャイコフスキー3大バレエの1つとして知られる「眠れる森の美女」を、英バレエ振付家・演出家のマシュー・ボーンさんが手掛けた同公演。

 1960年生まれのボーンさんは22歳でダンスを始め、14年間プロのダンサーとして活動。1987年~2002年にダンス・カンパニー「アドベンチャーズ・モーション・イン・ピクチャーズ」で芸術監督を務め、2002年に自身のダンス・カンパニー「ニュー・アドベンチャーズ」を設立。演劇・オペラを表彰する「ローレンス・オリヴィエ賞」「トニー賞」などの受賞歴を持つ。

 ボーンさんは古典バレエに現代的解釈を加えるが特徴の一つで、白鳥に男性ダンサーを起用し男性同士の悲恋の物語に仕上げた「白鳥の湖」(1995年)で広く知られているが、巨大なクリスマスケーキのセットを使った演出を取り入れるなどした「くるみ割り人形」(1992年)も手掛けている。チャイコフスキー3大バレエの最後の1作となった「眠れる森の美女」は2012年にイギリスで初演した作品となる。

 物語は、1幕1890年オーロラ姫の誕生、2幕1911年オーロラ姫21歳の誕生日、3幕2011年オーロラ姫の目覚め、4幕「昨晩」の4部構成。子どもに恵まれない王と王妃は闇の妖精に助けを求め王女・オーロラ姫を授かるも、成人した時にバラの棘に刺されて死ぬという呪いをかけられてしまう。それを受け、妖精王・ライラック伯爵は「死ぬ代わりに100年眠り続け、運命の相手からのキスで目覚める」という魔法をかけた。成長したオーロラ姫は狩猟番の青年・レオと恋に落ちつつも、21歳の誕生日パーティーの日に予言通り100年の眠りについてしまう。ライラック伯爵は、オーロラ姫の目覚めを待つと誓うレオを不死の妖精にする。それから100年の時が流れた2011年、オーロラ姫が目を覚ます――。

 上演時間は2時間10分(うち途中休憩20分)予定。鑑賞料は、S席=1万2,800円、A席=9,800円、B席=5,500円ほか。今月25日まで。

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