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原宿にネクタイブランド「ジラフ」旗艦店 手仕事アピール、芯交換などのサービスも

昭和の町工場を現代風にアレンジしたイメージの店内

昭和の町工場を現代風にアレンジしたイメージの店内

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 千駄ヶ谷小学校近くに9月1日、ネクタイブランド「giraffe(ジラフ)」の旗艦店「giraffe WORK TO SHOP Sendagaya」(渋谷区神宮前2、TEL 03-6455-5892)がオープンした。経営は「スープストックトーキョー」などを展開するスマイルズ(目黒区)。

職人が作業する様子を見ることもできる

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 同社が2006年から展開し、デザインから企画、生産まで全てを日本国内で手掛けている同ブランド。日本製にこだわっている点やコンセプトなどを伝える場という意味も込めて旗艦店を出店した。

 店舗面積は54.5坪(売り場面積は約30坪)。店内は昭和の町工場やオフィスを現代風にアレンジした雰囲気。天井は配管などがむき出しになっているほか、店内中央に配置する台は縫製工場の生地をカットする台をイメージしたという。売り場、ミシンを設置した縫製職人の作業エリア、商談などにも使うスペースが一体となっているほか、デザイナーらが仕事をするオフィスや商品ストック部屋も併設。ウインドーには、既存全店舗に設置しているサイン・ポール5本を置く。

 ネクタイは年2回、コレクションを発表。生地はシルクをベースにコットンやウール、麻などの配合で風合いを変えている。仕事など普段使い向けの「36度」、デートや商談など「目立ちたい時」などに向けてデザイン性を高めた「38度」など、34~40度の体温表記で、気分やシーンに合わせたネクタイを提案している。中心顧客層は20~40代。

 形は、スタンダード(9,180円~)、異なる2種類の生地を使い、どちらも前にできる「リバーシブル」、小剣と大剣の生地の色柄が違う「小剣色違い」、ノット下で生地が切り替わる「クレリック」(以上各1万260円~)を展開。ちょうネクタイ(8,100円~)やシャツ(1万6,200円~)などもそろえる。

 新たな試みとしてサービスにも注力。ネクタイの芯交換や擦り切れ補修(以上2,700円~)、幅・丈詰め(各2,160円)、染み抜き(540円)などのリペアにも対応(同ブランドの商品のみ)。好きな形・生地・幅を選べるオーダーサービス(1万6,740円~)を常時受け付けるほか、刺しゅうやワッペン、チャームを施すカスタムにも対応。ちょうネクタイブローチやロゼットなど、オリジナルアイテムを作るワークショップなども定期的に開く。

 週3~4日は職人が出勤している同店では、「製造過程、職人の手仕事を見ていただきたい」と同社ジラフ事業部事業部長の我妻義一さん。「当ブランドだけでなくネクタイ業界の発信者として、産業を絶やさないためにも、職人の育成など業界を活性化させていきたい」とも。

 営業時間は12時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~)。

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