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渋谷・道玄坂「ユニクロ」にフリースのコンセプト店-幅広い着用シーン提案

壁面には約100着分のフリース素材を使った空間。中央のオブジェは「フリースアニマル」

壁面には約100着分のフリース素材を使った空間。中央のオブジェは「フリースアニマル」

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 渋谷・道玄坂の「ユニクロ渋谷道玄坂店」(渋谷区道玄坂2、TEL 03-5456-8311)1階に11月1日、フリース商品を集積したコンセプトストア「FLEECE WONDERLAND」が期間限定オープンした。

トータルコーディネートができる「URBAN FLEECE」コレクション

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 1994年に初めて発売し、1998年にはブームを巻き起こしたユニクロ(山口市)のフリース。そのブームから15年。昨年同社が行った調査によると、30~50代では2人に1人(54.6%)がフリースの購入経験があるのに対し、それ以下の年代では4人に1人(28.1%)程度にとどまるという。今回、10~20代の若年層へ訴求するため渋谷で同ショップを展開する。

 企画から内装デザインは、レディ・ガガさんのスタイリストを務めていた経験を持ち、同ブランドのデザインディレクターを務めるニコラ・フォルミケッティさんが担当。壁面にはもこもこした表面の「フラッフィーフリース」約100着分のフリース素材を貼った。

 中央には、フォルミケッティさんが「フリースをもっともアートに表現できるデザイナー」として推薦した、ファッションブランド「writtenafterwards」のデザイナー山縣良和さんが制作したオブジェ「フリースアニマル」を配置。高さ約2メートルの同オブジェには約170着分のカラフルなフリースを使い、クマやゾウなどの動物や滑り台、ブランコなどの遊具を合体させたデザインになっている。

 同店には今シーズン発売する全55型(メンズ35型、ウィメンズ19型)をそろえる。今シーズンは、部屋着やワンマイルウエアといった従来のイメージを刷新し、「幅広いシーンでの着用」を提案する商品を開発。フリースでトータルコーディネートができるウィメンズコレクション「URBAN FLEECE」を新発売。黒のみのラインアップとなる同コレクションは、「フリースコート」(5,990円)や「マイクロフリースショートパンツ」(1,500円)などを展開する。

 ほかにも、毛足の長いシープ風の素材を使ったノーカラーの「パイルフリースコート」(3,990円)、ストックホルムのテキスタイルデザイナーたちによるブランド「10-gruppen」とコラボしたフリースパーカ(以上ウィメンズ)などを新たにラインアップ。メンズでは近年売り上げが「好調」であることから、ベストのバリエーションを拡充。「軽くて膨らみがある」という「ボアフリース」を使った「バルキーフリースベスト」(以上各1,990円)など。

 店内には、渋谷道玄坂店内で扱う全商品を対象に、5,000円購入ごとに1回挑戦できるUFOキャッチャーを用意。景品としてフリース商品を進呈する(限定1000個)。

 「ファンタジー」をテーマに内装を手掛けたというフォルミケッティさん。「フリースはタイムレスでエイジレス。日本らしい商品だと思うので、世界に発信していくにはいい」とし、「ピュアに、触ったりして、わくわく楽みながらショッピングをしてほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~21時(土曜・日曜・祝日は10時~)。今月18日まで。

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