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東横線渋谷駅との別れ迫る-現役最後の姿を記録しようと沿線住民ら続々

電車が到着するたびにカメラを向ける人たち

電車が到着するたびにカメラを向ける人たち

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 東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始に伴い3月15日の終電後営業を終了する東横線渋谷駅に連日、現役の姿を記録しようと多くの人が訪れている。

電車を撮影に来た竹内さん親子

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 本格一眼レフやiPadなどを片手に車両や案内板などを撮影する人、音楽界屈指の鉄道ファンとして知られる向谷実さんが作曲した駅メロやアナウンスを録音する人など、思い思いの方法で記録。中には「何でこんなに(写真を撮っている)人がいるの」「何を撮っているの」と驚く様子の人も見られる。

 生まれて以来元住吉で暮らす主婦の竹内礼子さんは14日、2人の息子を連れて訪れた。「子どもの時から来ていたので新しい駅との違いを残しておきたいと思った。息子も電車が好きなので…」と話す。「これまで終電は渋谷発、元住吉止まりだったが、通過駅になってしまう」と寂しそうな表情を見せる。再開発が進み、「使い勝手が良くなるのはいいが、新しくなりすぎて迷ってしまいそう」とも。「副都心線が好き」という檜(いぶき)くん(6)はデジカメを手に車両の写真を撮っていた。

 同駅は1927(昭和2)年、渋谷-丸子多摩川(現「多摩川」)間の開通に伴い開業。現在の駅舎は改良工事を経て1964(昭和39年)に竣工した。営業終了後、今月26日から、イベントスペース「SHIBUYA ekiato(エキアト)」として5月6日まで活用する。

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