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渋谷で「勝手に映画ポスター展」-アーティストら、感動した作品描く

渋谷で「勝手に映画ポスター展」が開催される。写真=映画「リトル・ランボーズ」の写真ポスターをマーカーなどで模写した下田昌克さんの作品

渋谷で「勝手に映画ポスター展」が開催される。写真=映画「リトル・ランボーズ」の写真ポスターをマーカーなどで模写した下田昌克さんの作品

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 渋谷・宮下公園近くのギャラリースペース「SUNDAY ISSUE」(渋谷区渋谷1、TEL 03-3797-1288)で11月3日から、「勝手に映画ポスター展」が開催される。

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 今月6日から渋谷「シネクイント」(宇田川町)などで公開される映画「リトル・ランボーズ」(ガース・ジェニングス監督)の公開に伴い開く同展。同作は1982年のイギリスを舞台に、少年たちが映画「ランボー」に「大きな衝撃」を受け、映画作りを通じて友情を深めていく物語。

 同作を見て「感銘を受けた」というイラストレーターの下田昌克さんが、「手描きで(同作の)ポスターを描きたい」と自発的に声を上げたことが発端となり実現。参加アーティストが「人生で最初に『感動』を与えてもらった」映画に「オマージュをささげる」意味を込めて、各作品のポスターを「勝手に」制作した。

 下田さんは「リトル・ランボーズ」の写真ポスターをマーカーやボールペンなどで模写し、「細かい」イラストを盛り込んだポスターを、映像作家で映画監督の細野ひで晃さんは、同作の世界観を「万華鏡」で表現した立体作品を、それぞれ「特別作品」として出展。

 このほか、ミュージシャン・音楽プロデューサーのカジヒデキさん(映画作品「気狂いピエロ」)や、フィギュアイラストレーターのデハラユキノリさん(「悪魔の毒々モンスター」)、イラストレーター今井トゥーンズさん(「バック・トゥー・ザ・フューチャー」)、五月女ケイ子さん(「怪物くん」)らが手がけた作品が並ぶ。併設のブックコーナーでは、展示に合わせ「映画系術」「キネマ旬報」など過去の映画ポスターを掲載する映画雑誌などを取りそろえる。

 同店ディレクターの太田メグさんは「アーティストと呼ばれる表現者が『制作』を続けることは容易ではない。彼らに見えない壁が立ちはだかる時に支えるのは、子ども時代に過去の表現者たちから受けた『衝撃や感動』では。子ども時代の思いと重ね合わせてみていただければ」と話す。

 営業時間は13時~24時(土曜・日曜・祝日=12時~19時)。月曜定休。入場無料。今月7日まで。

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