神宮前で「はたらくザリガニワークス展」-ギャラリー空間に「仕事場」再現

壁面には仕事場と「ほぼ同じ位置」に壁面風景を「ほぼ等倍」で再現。ホワイトボードには、打ち合わせなどの予定が随時書き込まれていく

壁面には仕事場と「ほぼ同じ位置」に壁面風景を「ほぼ等倍」で再現。ホワイトボードには、打ち合わせなどの予定が随時書き込まれていく

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「ポール・スミス スペース ギャラリー」(渋谷区神宮前5、TEL 03-5766-1788)で2月13日より、ザリガニワークス(神宮前4)の「仕事場」をモチーフとした「はたらくザリガニワークス展」が開催されている。

ザリガニワークスのデスク

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 ザリガニワークスは2004年、玩具の企画開発を手がけていた武笠太郎さんと、ゲームソフト開発メーカーでキャラクターデザインを手がけていた坂本嘉種さんが設立。これまで「自爆ボタン」など「脱力系」玩具を企画・制作し、2008年には手描きの不規則な線で描かれたパーツや左右非対称の手など「偽物感」が特徴の代表作「コレジャナイロボ」がグッドデザイン賞を受賞。同年にはLAのアート展に招待されるなど活躍の幅を広げてきた。

 ポール・スミスのアパレル・アクセサリーを扱う同店がコレジャナイロボを販売し、「注目を集めた」ことから持ち上がったという同企画。ザリガニワークスは期間中、会場3階のギャラリースペースに「仕事場」を移し、「コレジャナイロボを作ったり、絵を描いたり、打ち合わせをしたり、お菓子を食べたり」しながら2人の日常の仕事風景を公開する。

 開催を前に、神宮前の仕事場から「ワンボックスカー3往復分」の品を持ち込んだ。「搬入しているうちに『あれもこれも持っていこう』とどんどん荷物が増えていった」と坂本さん。2人の作業デスク、お菓子が並ぶ打ち合わせスペース、同社のスケジュールが随時書き込まれていく壁紙タイプのホワイトボードなどに加え、「等身大のコレジャナイロボ」「ガチャガチャ」なども並べ、遊び心に満ちた「リアル」な仕事場を再現した。

 来場者には「気軽に声をかけてください。大丈夫です」と呼びかける。公開オフィスから2日間を経て坂本さんは「人がやって来るので寂しくなくていい」としながら、「つい仕事をサボりたくなるので気をつけなければ」と話す。同展については、「ザリガニワークスの作品のソースが詰まっている。じっくり見たら面白みを発見できるはず」とも。

 営業時間は11時~20時。水曜定休。今月28日まで。

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