外苑前でドイツ発「暗闇イベント」-視覚以外の感覚で会場探検

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」ロゴ。8人1組のユニットで「暗闇」空間を探検

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」ロゴ。8人1組のユニットで「暗闇」空間を探検

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 外苑前のレーサムビル(渋谷区神宮前2)地下1階で3月20日、「真っ暗」な空間の中でワークショップなどを展開する暗闇イベント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」が始まった。

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 1989年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケさんの発案で始まったDIDは、日常生活のさまざまな環境を暗闇空間の中に再現。視覚以外の感覚で「体感」するワークショップ形式の展覧会。日本では1999年に第1回を開催し、昨年までに約36,000人がイベントを体験。世界約150都市で開催された。

 世界共通のルールは、完全な暗闇、参加者は数人のグループ単位で行動、視覚障害者がガイドを務める、の3つ。今年は、デザイン事務所「グッドデザインカンパニー」(恵比寿西1)や、設備設計や音響デザインなどの企画・制作を手掛けるジーベック(神戸市)などが製作協力。サニーサイドアップ(千駄ヶ谷4)、アミューズ(桜丘町)などがプロジェクトに協力した。

 今回のユニット人数は各回につき8人。参加者は、所要時間約90分で会場内に再現された日常場面や道具などを体験。参加者同士で助け合いながら、手で触れる感覚や音、味、においなど視覚以外の感覚を使い、会場内を「探検」する。

 完全予約制で、料金は大人=4,000円~(参加日時により変動)。開催期間は、第1期=6月下旬まで、第2期=7月上旬~を予定。火曜休館。

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