恵比寿に雑炊風スペイン料理「オジャ」専門バル、シェリー酒も多彩に

入口から奥に伸びた店内の様子。カウンターと客席の距離を近くすることで、スタッフとのコミュニケーションが気軽にできる空間に仕上げた

入口から奥に伸びた店内の様子。カウンターと客席の距離を近くすることで、スタッフとのコミュニケーションが気軽にできる空間に仕上げた

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 恵比寿東口エリアに12月10日、日本の「おじや」にも似たスペインの土鍋料理「オジャ」をメーンに提供するスペインバル「Bar de Ollaria(バル デ オジャリア)恵比寿店」(渋谷区恵比寿1、TEL 03-5420-0936)がオープンした。

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 喜多方ラーメン店「坂内(ばんない)」などを展開する麺食(大田区)がソムリエの中瀬航也さんをプロデューサーに起用し、昨年銀座にオープンした1号店に続く2号店。中瀬さんは、スペインの白ワイン、シェリー酒のソムリエにあたる「ベネンシアドール」の資格を持ち、書籍を出版するなど国内シェリー酒研究の第一人者。

 恵比寿店は、人気とんかつ店「キムカツ」などが出店するバス通り沿いの路面にオープン。約10坪の店内は、スペインをイメージしたカラー、赤をソファなどに用い、壁面には中瀬さんがスペインで10年以上かけて収集したというビンテージポスターなどを飾る。カウンターには、生ハムの塊をつるし、本場の雰囲気を出す。席数はテラス(8席)を含め25席。「調べてみたらこの辺りには『バル』と名のつく店が9店もあったが、あえてスペインのオジャとシェリー酒で挑んでみたい」(中瀬さん)と話す。

 主力メニューのオジャは、ごはんをスープで煮込んだ料理で、銀座店では女性を中心に人気を集めているという。野菜や魚介類などの素材を使い、メニュー名を色で分けた「野菜の緑色オジャ」「鶏の茶色オジャ」など5種類(各1,000円、1~2人分)を提供する。エビやマッシュルーム、ムール貝などの食材をガーリックオイルで煮たスペイン料理「アヒージョ」(750円~)や、「スペイン風モツ煮込み」(1,000円)、「自家製オリーブ漬け」(500円)などの一品料理も。

 アルコールは、シェリー酒(750円~)をはじめ、スペイン産ワイン(グラス=500円)やカクテル各種(750円~)など約200種類。うち約6割の銘柄をシェリー酒が占める。客単価は3,500円~5,000円。「20代のOLから周辺に住む70代以上の高齢の方までを取り込みたい」(中瀬さん)。

 営業時間は11時30分~15時、18時~23時(金曜=翌4時まで、土曜=15時~23時)。日曜・祝日定休。

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