女性歌手が渋谷にゴスペルスクール-受講料の一部を寄付へ

レッスンの様子。写真左は代表で講師のジェントルさん

レッスンの様子。写真左は代表で講師のジェントルさん

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 NGOゴスペル広場(港区)は6月10日、青山学院大学近くにゴスペルスクール「ゴスペルスクエア」(渋谷区渋谷3、TEL 03-5428-8638)を開く。

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 ゴスペルスクエアは、現役で活躍するゴスペルシンガーの指導が受けられるスクール。受講料の一部はNGOを通じ、ラオスの子どもたちの奨学金や、スリランカの職業訓練センターの運営費に活用される。

 オープンを前に、6月3日に行われた無料体験会には、20代~30代女性を中心に約40人が参加。中には、スーツを着たビジネスマンや中年男性の姿も見られた。レッスンは、ソプラノ(高音)、アルト(中音)、テナー(低音)の声域に分け、各パートで音程やリズムを指導。その後、全体の音合わせを繰り返し行うことで、ゴスペルのハーモニーを徐々に作り上げていく。

 同スクールを運営するゴスペル広場は、代表のナナ・ジェントルさんが昨年10月に設立。ジェントルさんは学生時代に海外のボランティア活動に参加後、19歳で米軍横田基地の黒人教会聖歌隊に所属し、本場のゴスペルや指導法を学んだという。自らもゴスペルグループを主宰し、ゴスペルシンガーとして活動。イベントや福祉施設などでコンサートを行い、活動収益を途上国の孤児院などに寄付している。

 同スクールの開校にあたり、ジェントルさんは「受講料の一部が寄付金として活用されるようなゴスペルスクールを作りたかった」と話し、「ゴスペルだけを楽しめるスペースを提供したかった」とも。渋谷を選んだ理由については、「カルチャーが豊かな街に自分も立ちたかった」と夢の実現を喜ぶ。

 スクールでは、7月に丸ビル前でライブステージ、9月に国内のゴスペルフェスティバル出場をそれぞれ予定。受講料は、月会費(2,500円)に1レッスンのチケット代(購入枚数により異なる)を加えた料金。1レッスン90分。

ゴスペル広場南青山ル・アンジェ教会が「ゴスペルスクール」開講(シブヤ経済新聞)

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