「パンク・ロック」のルーツに迫るドキュメンタリー、渋谷で限定公開

映画「PUNK’S NOT DEAD」より(photo by Dina Douglass)

映画「PUNK’S NOT DEAD」より(photo by Dina Douglass)

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 総勢100組のパンクバンドを取り上げ、70年代から80年代のルーツとともに「真のパンク」を追うドキュメンタリー映画「PUNK’S NOT DEAD」(配給=キングレコード)が9月1日より、シアターN渋谷(渋谷区桜丘町、TEL 03-5489-2592)でロードショー公開される。

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 10代のころからパンク・ロックに「目覚め」、多くのパンクバンドを撮影、多くのバンドと関わりながらパンク・ムーブメントを追い続けてきた写真家・映画プロデューサーのスーザン・ダイナーさんが監督を担当。映画制作を勧めたのは、スーザンさんが長年撮りためた数千枚もの写真を収めたアルバムを目にした共同プロデューサーで編集担当のパトリック・ネルソン・バーンズさんだった。

 70年代、セックス・ピストルズなどの台頭で商業的成功を収めた「ロンドン・パンク」の流行で一時代を築き上げたパンク・ロック。当時主流となっていたビートルズなどを代表とするロック音楽に対する「反逆児」として、逆立てた髪や安全ピン、ピアスなどの奇抜なスタイルでアイコンにもなったバンドを追うとともに、時代を経て問われる「真のパンク・ロックが未だ存在するか」とのテーマにも迫る。

 登場するのは、セックス・ピストルズと並ぶロンドン・パンクの代表格、クラッシュをはじめ、同時期に一世を風靡(ふうび)したラモーンズ、イギー・ポップ、80年代後半から90年代にかけて結成されたグリーン・デイ、ランシドなど。作中にはバンドやレーベル、マスコミ関係者らのインタビューも登場する。

 同作公開を記念して、シアターN渋谷で8月25日〜31日、「PUNK/HC FILM FESTIVAL」と題しパンク・ロックをテーマにした特集上映を実施(30日は休映)。同時期にシネセゾン渋谷(道玄坂2)、アミューズCQN(渋谷1)でそれぞれ上映される音楽ドキュメンタリー「LONDON CALLING」(ジュリアン・テンプル監督)、「TOO TOUGH TO DIE」(マンディ・スタイン監督)の公開も記念し、3館合同のスタンプラリー企画も展開。

 「PUNK’S NOT DEAD」は9月28日までの限定ロードショー公開。今後順次、全国での公開を予定している。

「PUNK’S NOT DEAD」公式サイト

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