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東横線などを走る「S-TRAIN」西武40000系公開 電源やWi-Fiも

青や緑などを取り入れた外観

青や緑などを取り入れた外観

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 東急東横線など相互直通運転する私鉄4社が今春運行開始する有料座席指定列車「S-TRAIN」に使う西武鉄道の車両「40000系」が2月13日、報道陣向けに公開された。

クロスシート状態の車内

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 西武線~東京メトロ線~東急線~みなとみらい線を直通運転する同列車は、利用客の着席ニーズに応えて運行を始めるもの。東急東横線としては初の座席指定制列車となる。

 運転区間は、平日=所沢駅~豊洲駅、土曜・日曜・祝日=西武秩父駅~元町・中華街駅。東横線で停車するのは、渋谷駅・自由が丘駅・横浜駅の3駅のみ。指定料金は、所沢駅~豊洲駅=大人510円、西武秩父駅~元町・中華街駅間=大人1,060円(西武秩父駅~渋谷駅は710円、渋谷~元町・中華街は350円)。乗車には別途乗車券が必要。

 運用車両の「40000系」は、 西武グループのコーポレートカラーであるブルー系を基調にしつつ「山の緑と空の青」など同社線沿線の風景や自然を感じさせるようなカラーリングを採用。白やシルバーを基調にした車内にはブルーの座席やつり革を設置。座席は、進行方向またはその逆側を向いている「クロスシート」と、窓を背にする「ロングシート」に転換できるようになる。主にクロスシート時に使える電源コンセントを2席に1カ所備え、フリーWi-Fiも備える。

 車いすやベビーカー、大きな荷物を持つ利用客向けの「パートナーゾーン」は、従来のシートは設置せず、車いすを固定できる設備や腰掛けを設置。子どもが車窓の景色を眺められるように、従来よりも窓を大きくするという。4号車にはおむつ交換シートを備えたトイレも設置する。

 車内環境向上の取り組みとして、シャープの「プラ馬クラスター」を搭載。利便性向上を図り、各ドアの上には行き先や停車駅、運行情報、広告やニュースなどを表示するサイネージを取り付ける。中づり広告は無くし、ドア上部と同じ広告用サイネージを活用する。

 S-TRAINは3月25日に運行開始。同18日に指定券発売を予定する。

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