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原宿に台湾発アパレル「ステイリアル」-国内1号店

「博物館の芸術作品」のようにTシャツをディスプレーする2階

「博物館の芸術作品」のようにTシャツをディスプレーする2階

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 原宿通り沿いに7月17日、台湾発アパレルブランド「STAYREAL(ステイリアル)」の国内1号店「STAYREAL東京店」(渋谷区神宮前3、TEL 03-6804-6605)がオープンした。経営はステリア(同)。

店舗外観の様子

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 2005年7月、ロックバンド五月天(MAYDAY)のボーカル・阿信さんと、デザイナー・不二良(No2good)さんが立ち上げた同ブランド。「Keep Staying Real」をコンセプトに、パンクロックや反戦思想、「遊び心のある」デザインを表現。これまでに、ペプシなどの企業、ハローキティなどのキャラクターともコラボレーションしている。現在、台湾を中心に香港、上海に約20店舗を出店。20~30代を中心に、10~40代と幅広い顧客層を持つ。

 「最初はただ東京で買い物をして、疲れたら気軽に入れるようなアットホームな店を作りたいと思っていた。東京はアジアのファッションの発信都市なので、この地に上陸できることは私たちにとってもすごく特別な意味がある。東京に店を出すと決めてから、ブランドのイメージに合う店を探すことや言葉の壁など、工夫や苦労をした」と振り返り、「原宿のファッションや文化は、ずっと台湾や香港のファッション業界の人に注目されてきた。アジア地域のファッションにすごく影響力を持っている。原宿には若い起業家が多い。努力の積み重ねでブランドを立ち上げるという当ブランドの精神の一つでもあるので、自分の夢を一歩ずつ自分の手で育てていくためにこの場所を選んだ」と不二良さん。

 国内初出店となる同店。店舗面積は1階・2階合わせて約30坪。海外の店舗と同様のデザインに仕上げた店舗は黒を基調にまとめ、Tシャツの個性やデザインを伝えるため、1階ではTシャツを雑誌のように1枚ずつディスプレー。2階では「博物館の芸術作品」のように壁面に展示している。

 「P.T.P.T」という網点印刷技術を使って、ストールやちょうネクタイなどのアクセサリーの「リアル感」をTシャツに表現している「WIND RIDERTシャツ」「彼氏・彼女Tシャツ」(4,790円)などのプリントTシャツを中心に、デニムやシャツ、キャップ、アクセサリーなどをそろえる。中心価格は、Tシャツ=3,000円~6,000円前後、アクセサリー=2,000円~4,000円前後。

 「情熱や元気さをTシャツの上に表現しているので、日本の方々に好きになっていただければ。『STAYREAL』というブランドが日本のマーケットに入り込み、日本の方々に国境を超えるデザインやファッションを伝えることができれば」と不二良さん。「将来は、ほかの都市で2店舗目、3店舗目の直営店を出店したい」とも。

 営業時間は12時~21時。

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