渋谷・カフェビルの飲食店、以前の店名に戻す-常連客らの要望受け

店名を「bar cacoi」に変更したレストランバー。左がオーナーの大場健志さん

店名を「bar cacoi」に変更したレストランバー。左がオーナーの大場健志さん

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 渋谷・公園通り沿いの商業ビル(通称=カフェビル、渋谷区神南1)5階に出店していたレストランバー「CASE#00001」が「bar cacoi(カコイ)」(TEL 03-5456-2522)に店名を変更した。経営はケース(恵比寿西2)。

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 オーナーの大場健志さんは、新宿のバーで1年修業後、2004年11月に「渋谷チトセビル」(宇田川町)に同店を出店していたが、2006年1月に同ビル取り壊しのため閉店。2006年4月に銀座で再出店するも、契約満了のため昨年5月に閉店した。

 現在の場所にはカフェ「アプレミディ」が出店していたが、昨年5月に同ビル4階に移転。知り合いだったという「アプレミディ」オーナーから紹介を受け、同店跡へ出店することを決めた。大場さんは「(カフェビルなので)少しちゅうちょはしたが、青春時代を過ごした場所でもあるここで、空間を気に入ってもらえればと思った」と振り返る。

 昨年7月から約半年「CASE#00001」として営業してきたが、常連客から「『昔の名前じゃなきゃ分からない』と言われた」ことなどを理由に店名を「戻した」という。もともと「bar cacoi」は、「ゆっくりくつろいでほしい」と茶室を意味する「囲いの間」から命名した。

 店舗面積は約20坪で、席数はカウンターやソファなど26席を用意。店内は茶色や白、赤を取り入れ「落ち着いた空間」を演出。壁面は「作品映えするように」ホワイトに仕上げ、ギャラリーとしても使えるようにしたほか、DJブースも設けた。

 ディナーメニューは、「特製・だし巻き卵」(650円)やアンコウ鍋(1人前=1,500円)、「とまとのおひたし」(450円)、「板前さんのレバーパテ」(730円)、「豆乳チーズフォンデュ」(980円)など。アルコール類は、ビールやワイン、ウイスキー、焼酎(800円~1,600円程度)など各種を用意するほか、「バジルウォッカ+トニック」「バジルテキーラ+トニック」(各840円)など、自家製ハーブを漬けた酒をベースにしたカクテルも用意する。客単価は、ランチ=1,000円、ディナー=4,500円。

 大場さんは「ランチは若い女性のお客さまが多いが、夜は旧渋谷店、銀座店のころからの常連客が多い」と話す。「昔は、神南=大人の街という感じだった。当店も大人がゆっくりくつろげる店にしたい」とも。

 営業時間は、12時~15時、18時~翌2時(土曜・日曜・祝日は12時~翌2時の通し営業)。

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