Bunkamuraで「プラハ国立美術館展」-日本未公開作など70点

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 渋谷「Bunkamuraザ・ミュージアム」(渋谷区道玄坂2)は6月9日より、「プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代」を開催する。同展は、チェコの首都プラハの歴史的建造物を利用し、ヨーロッパの名だたる巨匠の絵画作品を所蔵する「プラハ国立美術館」の来日展。

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 17世紀ベルギー北部フランドル地方から輩出された「フランドル絵画」は、写実的描写と闊達(かったつ)な作風で都市部にも大きな影響を与える。当時フランドル絵画の二大潮流だったルーベンス、ブリューゲルの作品の多くも、プラハ(旧ボヘミア)に輸出された。

 同展では、プラハ国立美術館が所蔵するルーベンス、ブリューゲルなどの秀作を中心に当時の文化をひも解く。作品は、16世紀末からの宗教的背景から生まれた宗教画や、バロック美術の魅力が花開く歴史・神話画、王侯貴族やカトリック教会の有力者らを描いた肖像画など。

 17世紀に入りブリューゲル一派から生まれた風俗・情景画は、時代を反映し新たな手法を取り入れ、華やかさを増す。この手法は同一派の静物画にも随所に取り入れられている。会場では50点以上の日本初公開作品を含む約70点を展示する。

 Bunkamuraでは同展開催を記念し、レストラン「ドゥ マゴ パリ」(TEL 03-3477-9124)でチェコ料理の牛肉煮込み「グラーシュ」(単品=1,575円)を期間限定で提供する。入館料(当日)は一般=1,300円、大学・高校生=900円ほか。7月22日まで。

Bunkamura

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