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サッカーSHIBUYA CITY FC、今季初のホーム試合を快勝 10連勝

ファンら400人以上のファンらが応援するなか戦ったSHIBUYA CITY FC(白のユニホーム)

ファンら400人以上のファンらが応援するなか戦ったSHIBUYA CITY FC(白のユニホーム)

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 渋谷区を拠点とする東京都社会人サッカーリーグ1部(都1部)の「SHIBUYA CITY FC(渋谷シティFC)」が7月16日、渋谷区スポーツセンター(渋谷区西原1)で今季初のホーム試合を開催し、Intel Biloba Tokyoに3-0で勝利した。

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 3月に開幕した都1部は19チームが在籍し、9月ごろまでに総当たり戦を実施。上位3チームが11月開催予定の関東社会人サッカー大会に出場。決勝に進出した2チームが関東サッカーリーグ2部に昇格する。渋谷シティFCは開幕戦を落としたものの以降は9連勝、現在2位でこの日を迎えた。

 猛暑日の快晴となったなか、会場にはタープテントを張り日陰で観戦できるスペースを作ったほか、来場者にはクラブのスポンサー伊藤園のペットボトル飲料を配布。ファンら410人ほどが応援に駆け付けた。

 渋谷シティFCボールで試合は開始。序盤から運動量を生かし攻め込むも、「必死に守ってくるのはある程度分かっていた」(増嶋竜也監督)とゴールをとらえきれず均衡状態が続き0-0で折り返す。それでも「(チームの)若さも売りで後半のスタミナが落ちないのも自信。後半に点が取れない試合は今までなかったので、0得点でも焦ることなく、失点しなかったのが大きかった」(植松亮選手)と言う。

 「早いタイミングで1点欲しかった」(植松選手)という後半早々に試合が動く。4分にコーナーキックを獲得。「セットプレーはチームの武器」と自負するなか、渡邉大生(たいき)選手がヘディングで合わせて先制点を挙げた。渡邉選手はディフェンダーだが「攻撃にも強みを持っている。セットプレーの時は決めるつもりでやっている」と話す。今季初のホーム試合で「できる喜びをかみしめてプレーしよう」と臨み、「このまま終わっちゃだめだ」とハーフタイムで気持ちを整理したことが結果につながった。

 ベンチスタートとなり「俺らで決めようぜ」と話していたという河西守生(しゅう)選手は後半11分で出場機会を得た。「出たら皆を元気づけようと思っていた」と声を張り上げ仲間を鼓舞。35分には、相手の弱いところとして「サイドの裏、スペースを突いていこう」(増島監督)と話していたポイントを突き、河西選手がサイドからゴール前に上げたパスを水野智大選手がゴールに押し込んで2点目を挙げた。複数の選手がゴール前に走り込んでいたなか、「一番良い所を狙った」と振り返った。一連の攻撃は水野選手から始まっていて、中央でボールを保持した水野選手はサイドの河西選手にボールを託すと、「ゴールに向かっていくことを2秒前くらいから決めていた」とゴール前に走り込んだ。仲間や相手選手が見えたことから「一歩引いて止まり、相手ディデンスが下がったところでボールを呼んだ時にイメージ通りの所に来たので流し込むだけだった」と言う。

 さらに42分、ボールを奪い速攻の場面になると相手チームの選手の戻りが遅れ、空いていたスペースに走り込んだ河西選手が追加得点を挙げた。河西選手は「たくさんの方が来る中で結果を出したいとは思っていた」と初のホーム戦に気合いが入っていた様子。「誰が出ても結果を出せるチーム。たまたま今日は僕だった」と喜んだ。

 初のホームゲームとなった増嶋監督は「こんなに集まると思わなかった」と驚きつつ、「勝ったしたくさん点も取れたし、少しでもまた来たいと思ってくれたのでは」と振り返った。今季は残り7試合となるが、「関東しか意識していないのでこのまま進んでいきたい」と続けた。植松選手は「サポーターの前でプレーするのは醍醐味(だいごみ)。多くの方に見てもらえたのはうれしいし、勝利できたのは良かった。勝利を届けながら、見たいのは関東昇格だと思うので、しっかりと見せたい」と意気込む。

 今季は9月23日にもホームゲームを予定している。

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