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笹塚で「渋谷防災キャラバン」 1000人超が体験型訓練通じ防災学ぶ

訓練の様子

訓練の様子

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 地域の防災意識を高め防災力向上を図ることを目的にした「渋谷防災キャラバン in 笹塚地区」が7月9日、笹塚中学校(渋谷区笹塚3)で開催された。

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 本年度は、地域で防災活動を続けてきた自主防災組織と共にS-SAP(シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー)締結企業協力の下、「誰でも気軽に楽しく参加できる」体験型の防災訓練を区内5つの地域を拠点に開催している。笹塚での開催は、松濤中学校で6月に開かれた「in大向地区」に続く第2弾。

 当日は9時から行われた開会式に続いて、防災訓練が行われた。グラウンドでは消防主導で、区内の避難所に配備されているD級ポンプ(消火用ポンプ)取り扱い訓練、消火器を使った初期消火訓練、応急救護訓練、煙体験ハウスを実施。同校3年生が地域の区民と共に参加した。小体育館では避難所運営訓練を実施。1年生が避難所開設時に使う滞在スペース用パーティションの組み立てを体験したほか、仮設トイレの設置訓練も行った。

 グラウンドの一角には、まちかど防災訓練車、起震車、救急車、消防車、消防バイク、はしご車、ポンプ車が勢ぞろい。中でも、はしご車の乗車体験は人気で、整理券配布前から列ができた。

 体育館では、熊本から「くまモン」も加わり「防災クイズショー」を実施。サンロッカーズ渋谷のスタッフと共に熊本地震や首都直下地震、渋谷区の防災対策についてのクイズを出題。くまモンを一目見ようと、多くの人が体育館に足を運んだ。

 さらに、企業・団体による防災体験ブースも展開。防災クイズやAED体験など、子どもから大人まで、幅広い世代が自分の体験を通して防災を学んだ。

 グラウンドには、渋谷区と災害協定を結んでいる丸亀製麺のうどんキッチンカーも登場。ゆでたてのうどんを先着200人に配布。当日は1236人が来場した。

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