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アイヌ工芸作家×クリエーター「二風谷アイヌクラフトプロジェクト」、渋谷で限定店

工芸作家とクリエーターがコラボした商品などが並ぶ店内

工芸作家とクリエーターがコラボした商品などが並ぶ店内

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 アイヌ工芸作家とクリエーターらがコラボレーションして商品を開発する「二風谷(にぶたに)アイヌクラフトプロジェクト」のポップアップショップが現在、渋谷「MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)」内の新商業施設「RAYARD(レイヤード)MIYASHITA PARK」(渋谷区神宮前6)South3階のキュレーション型店舗「EQUALAND(イコーランド)SHIBUYA」で開催されている。

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 太平洋側の日高地方に位置する二風谷は、アイヌ語で「木の生い茂るところ」という意味を持つ地域。復元したチセ(伝統的家屋)でコタン(集落)を再現しているほか、アイヌ工芸作家の工房が並ぶエリア、アイヌ文化を発信する博物館など、アイヌの伝統が残っている。

 まちづくり事業を手掛けるノーザンクロス(北海道札幌市)が企画する同プロジェクトは、アイヌ政策推進交付金事業の一環で実施している「平取町アイヌ文化のブランド化推進事業」の一環で、2020年度から展開。アイヌ文化も現代の生活様式や多様な消費者ニーズに対応していくため、工芸家とクリエーターがコラボレーションして商品開発を行いアイヌ工芸の発展や販路拡大などを図ることが目的。ファッションデザイナーのコシノジュンコさんが総合デザインディレクターを務めている。

 本年度は「暮らしにとけこむアイヌデザイン」をテーマにクリエーターらを公募。審査で選ばれた4人と特別招へい枠で参画した1人がそれぞれ工芸家とコラボレーションして6アイテムを作った。

 アイヌ語で「彫る、彫刻する、書く」を意味する万年筆「イヌイェ」(2万2,000円)は、男性がプロポーズ時に贈るアイヌ工芸「マキリ」を着想源に企画。工芸作家・貝澤守さんが描く伝統的なアイヌ文様を施したナチュラルと、伝統的な彫りの一つ「ラムラムノカ(鱗彫り、ムはアイヌ語表記で小文字)」を元にコラボレーションしたプロダクトデザイナー原田元輝さんの感性でアレンジを施したホワイトの2色を用意。折り畳み傘「アプンノ」(6,050円)は、アイヌ工芸作家・原田祥吾さんと、京都市立芸術大学の白柳緋里さんがコラボレーション。アクリル製の持ち手に文様をレーザーカッターで彫り、生地にはアイヌの民具である花ゴザのチタラペ柄をあしらっている。商品名はアイヌ語で「気を付けて」を意味。

 つぼ押し「ケウォッネ(体調が回復するの意味)」(4,400円)は、アイヌの民具のおしゃぶり「テクコクペ」に着想を得て「癒やしグッズ」として企画。二風谷に自生するハンノキに工芸作家・貝澤太一さんが木の形に合わせて木彫を施している。ボディーバッグ「ラタ(混ぜ物の意味)」(7,095円)は、さまざまな柄の生地の上から工芸作家・尾崎友香さんが刺しゅうした「マスターピース」を生地化した生地で作っている。

 会場では二風谷の紹介や、経済産業大臣の「伝統的工芸品」に指定されている木製の浅く平たい形状の盆「二風谷イタ」と、樹皮から作った糸で機織りする反物「二風谷アットゥシ(シはアイヌ語表記で小文字)」なども展示している。

 営業時間は11時~21時。2月27日まで。

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