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ミシュランガイド掲載店「銀座おのでら」、表参道に回転・立ち食い業態同時出店

気軽に利用できるよう回転ずしのスタイルで出店した

気軽に利用できるよう回転ずしのスタイルで出店した

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 ミシュランガイドで星を獲得している「銀座おのでら」の新業態となる回転ずし店と立ち食いずし店が10月8日、表参道にオープンした。経営はONODERA GROUP のフードサービス(外食)事業を担うONODERA フードサービス(千代田区)。

豊洲の仲卸業者「やま幸」から仕入れる本マグロ

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 2013(平成25)年にオープンしたすし店「鮨(すし)銀座おのでら」を皮切りに、天ぷらやまき焼き料理店などの業態を世界5地域(9店舗)で展開している「銀座おのでら」。ニューヨークなどのすし店、まき焼き店がミシュランガイドで星を獲得するなどしている。

 グループで運営していたデリカフェを業態展開した今回。コロナ禍で飲食業が打撃を受けるなか、すし店は人気だったことや、同エリアにすし店が少ないことから出店。従来の「鮨 銀座おのでら」では、コースのみの提供だったが、「気軽に」「親しみやすく」幅広い人たちが利用できるよう回転ずしのスタイルにした。加えて、再開したすし職人を育成するアカデミー出身者が腕を磨く場としても活用していくことを見据えた。

 「廻転鮨(かいてんずし)銀座おのでら本店」(渋谷区神宮前5、TEL 03-6450-6777)の店舗面積は71坪。席数は、カウンター31 席、4 人掛けテーブル 4 席、6 人用個室 2室(最大12人まで)の計59 席。店内の壁面は夕陽をイメージしたダイダイのグラデーションに仕上げるほか、波をイメージした「波板仕上げ」を採用した天井には、「イカ釣り漁船」の集魚灯をイメージした照明をつるしている。

 「鮨 銀座おのでら」総本店の料理長・坂上暁史さん監修の下、産地などは異なるが「鮨 銀座おのでら」と同じルートで仕入れ、店舗で生きた状態からさばき、仕込み、飾り・隠し包丁などを施す江戸前ずしを提供する。

 主力となるのは、豊洲市場のマグロの仲卸業者「やま幸」から仕入れる本マグロ(赤身一貫320円、中トロ同510円、大トロ同720円)。そのほか握りは、自家製のコハダ(2貫510円)、穴子(1貫620円)、有頭ぼたんエビ(同930円)などをラインアップ。サーモンといくらの「親子」軍艦(2貫510円)などの軍艦、あら汁(420円)などの汁物、マグロやサーモンなどの手まりずしに唐揚げやデザートが付く子ども向けセット(792円)も用意する。シャリは赤酢を混ぜる「赤シャリ」だが、子どもでも食べやすいように従来の「鮨 銀座おのでら」と赤酢の配合を変えている。注文はタッチパネルででき、シャリやわさびの量は調整できる。アルコールは「泰斗 特別純米酒」などの日本酒、芋焼酎「森伊蔵」(以上930円)などの焼酎、ワイン、ハイボールなどをそろえる。従来の「鮨 おのでら」では3万円程度の客単価は、約4,000円~5,000円程度。

 「立喰鮨(たちぐいずし)銀座おのでら本店」は店頭に併設。店舗面積は4坪。席数は7席。「やま幸」から仕入れる本マグロ(赤身390円ほか)やコハダ(330円)、うに(930円)など回転ずしでも提供する握りに加え、日替わりの立ち食い限定のネタも用意する。

 営業時間は11時~22時(10月は11時~14時30分、16時30分~21時)。

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